一人暮らしの高齢者の数は年々増え続けており、孤立化やフレイルを防ぐサービスが少しずつ登場してきています。
利用者の生活リズムに合わせた声がけを行う高齢者向けコミュニケーションロボット『あのね』をご紹介します。
介護施設や見守りにも活用される他、犬や猫といったペットの代わりにもなるロボット。 AIの発展によって、ロボットと共に暮らす時代が着々と現実のものになりつつあります。 「ロボットと人が共生する新たな暮らし」を見据え、当サイトで紹介してきたシニアの方におすすめなロボットや、有名なロボット...
高齢者向けコミュニケーションロボット『あのね』でQOL向上を目指す
高齢者向けコミュニケーションロボット『あのね』は、セコムとDeNAが開発したシステム上でユカイ工学株式会社のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」を使用した、シニアのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を目指すコミュニケーションサービスです。
内閣府「高齢者の健康に関する調査」(平成29年度)によると、独居高齢者の約半数は2、3日に1回以下しか会話をしていないというデータがあり、孤立が続くことで認知機能や身体機能の低下をはじめとしたフレイルへつながる恐れがあります。
そんな中で、いつも誰かとつながっている安心感を感じながら、孤独の解消を図ってリスクの低減を目指す目的があります。
岡山市が今月27日からのフレイル予防イベントで実施する「AIアバターとの対話が楽しいフレイル健康チェック診断」がいま、市民の関心を集めています。 人の答えを認識できるAIアバターが高齢者にフレイル(加齢に伴う心身の虚弱状態)の予防法をアドバイスするという、遊びながら学べるイベントです。 ...
⇒【高齢者のフレイル予防に】高齢者外出付き添いサポート『ミンサポ』が目黒区・世田谷区・江戸川区で開始
『あのね』の特徴3つ
1.24時間365日、人によるリアルな返信操作
利用者への配信するメッセージは24時間365日、コミュニケーターがシステムを活用しながら作成して返信するため、自然な会話をすることが可能です。
さらに、メッセージの内容はシニアのお困りごと解決をサポートしてきた「セコム暮らしのパートナー」で培った知見が活用された内容となっています。
2.利用者に寄り添ったメッセージの配信
一人ひとりの利用者の生活パターンに合わせて、最適なタイミングで「おはよう」「お薬の時間ですよ」など1日約10回定期的な声がけがされます。
利用者との会話内容は、利用者の家族がスマートフォンで音声・テキストで確認することも可能。家族から利用者にメッセージを配信することもできます。
3.誰でも気軽・手軽に使える設計
『あのね』は、初期設定不要で電源を入れるだけで使用できるので高齢者の方でも簡単に利用開始できます。
人を検知したタイミングだけで発話する、音声コマンドの無効化、操作案内用のシールの同梱など、よりシニアの方に受け入れやすい設計となっています。
⇨【スマホで健康に】高齢者の健康をサポートするAIアプリが登場!
『あのね』商品詳細
■初期費用:税込52,800円 ※「BOCCO emo」本体費用
■利用料金:税込4,950円/月
「BOCCO emo」仕様
・サイズ:W95mm x D95mm x H141mm
・重量:330g(ACアダプターを除く)
・電源:100-240V ACアダプター
・通信規格:LTE(SIM搭載)
・付属品:ACアダプター
■購入はこちらから
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