「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」とは
「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」とは、“Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)”の略語。
直訳すると「人生の質」や「生活の質」と訳されます。
「生活の質」は、①肉体的、②精神的、③社会的、④経済的のすべてを含んでおり、医療や教育などさまざま分野で満足度を評価する指標のひとつです。
高齢化社会においては、生涯にわたって健康寿命を延ばして活き活きとした生活が送れるように、高齢者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることが必要です。
そして、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高めることによって、フレイル予防にもつながります。
昨日(3月25日)、東京都が開いた緊急記者会見では、過去最多となる41人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表。 「感染爆発の重大局面だ」と述べた小池百合子都知事は、今週末の不要不急の外出自粛をするように呼びかけました。 高齢者にとっては、外出自粛で家に引きこもるということはフレイル...
高齢者における「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」とは
高齢者の「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」は、“客観的”と、“主観的”の2つの評価で測ることができます。
「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の“客観的”な評価
“客観的”な評価では、高齢者の健康状態や経済状態、生活環境、社会的環境の4つで測り、それぞれの内容は下記の通りです。
(1)健康状態・・・体力や認知力、自立度
(2)経済状態・・・所得や貯蓄や就業状況
(3)生活環境・・・安定した住まい、住まいの周囲の環境、近所に頼れる身内や知り合いの存在
(4)社会的環境・・・地域活動やボランティア活動などの社会的参加、趣味や習い事などの生涯学習、スポーツや運動
「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の“主観的”な評価
“主観的”な評価は、高齢者の充実感や幸福感、満足度、生きがいなどで評価され、特に幸福感や生きがいを感じる例は、下記のようなものが挙げられます。
◯孫や子供、家族との団らんの時間
◯手芸やお絵描き、将棋などの趣味に熱中している時間
◯大好きな好物を食べている時間
◯好きなテレビを見たり、ラジオを聞いている時
◯仲良しの友人や知人との食事や会話をしている時
◯旅行に行っている時
「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高めるためには
高齢者の「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高めるには、高齢者自身の生活に孫との団らんや大好きな趣味などの“主観的”な評価での生きがいを見出すことが必要不可欠。
また、“客観的”な評価の地域程活動やボランティアなどの社会的な活動も必要になってきます。
逆に高齢者の「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を下げる要因としては、下記のような物が考えられるので、そうならないような対策が必要です。
・低栄養、食生活の乱れ
・身体活動量・運動量の低下
・過度の疲労とストレス
・貧困
健康や経済水準を保つこと、近所に一緒に時間を過ごす知り合いがいること、物事への意欲・関心があることなどがQOLを保つために必要ということがわかります。
自身の「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高め、活動の幅を広げて活き活きとしたセカンドライフを送りましょう。
今や高齢者の方々も当たり前にインターネットやSNS(エスエヌエス)を利用する時代となり、外出自粛の生活が続く中、ご自宅でスマートフォンに触れる時間帯が増えたのではないでしょうか。 今回は、お家にいながらオンライン上でコミュニケーションができるサービス『SNS(エスエヌエス)』についてご紹介しま...
ライフスタイルの多様化のように、生き方も多様化する現代。その一つが性の多様化、LGBTです。しかし、近年LGBTの老後に対する不安が大きいという意見がメディアでも多く取り上げられています。 2019年年初に放送された「ザ・ノンフィクション 『マキさんの老後 ~意外な素顔~』」(フジ...