政府の方針で3月13日から個人の判断に委ねられたマスク着用。街中を見るとマスクを着用している人がいまだ多いですが、シニア世代はマスク着用やコロナに対してどう思っているのでしょうか。
シニア・中高年が交流するコミュニティサービス「趣味人倶楽部」を運営する(株)オースタンスは、シニア約1,300名を対象に、脱マスクやコロナに対する意識調査を実施。21年調査と比較して見えてきた意識の変化を見ていきましょう。
→シニア世代のさまざまな傾向がわかる!意識調査に関する記事はこちらから
シニアは今後もマスク着用する?しない?
今後のマスク着用について「マスクは着用しない」「基本的に着用しないが、場合によっては着用する」「基本的に着用するが、場合によっては着用しない」「マスクは引き続き必ず着用する」の4択で調査したところ、最多は「基本的に着用するが、場合によっては着用しない」(39.9%)でした。「マスクは引き続き必ず着用する」(25.5%)と合わせると、着マスク派は65.4%という結果に。3人に2人が基本的にマスク着用を継続する意向です。
脱マスク派は少数派。「基本的に着用しないが、場合によっては着用する」(28.3%)、「マスクは着用しない」(5.8%)と合わせて4割に満たない結果になりました。
シニアも外に出たい!少しずつアクティブな外出自粛の緩和傾向あり
次に、コロナ禍の日常生活について質問してみると、ポジティブな変化が見られました。
「新型コロナウイルスの状況を受けて、日常生活で気をつけていること」という問いの回答を2021年の同調査と比較しました。すると次のような結果に。
「複数人での外食・宴会を控える」が74.6%から45.8%(28ポイント減少)
「不要不急の外出を避ける」が75.4%から41.5%(33.9ポイント減少)
「3密を満たす場所を避ける」が72.7%から43.2%(29.5ポイント減少)
「同居でない家族や友人、知人と対面で会うことを控える」が46.4%から18.0%(約半減)
「大きな駅やショッピングモールなど人が多く集まる場所に行くことを控える」が58.7%から30.9%(27.8ポイント減少)
このように、外出に対する自粛が緩和されています。
コロナ禍で不安視されていた「シニアの孤独感」、今はどうなった?
コロナ禍で孤独を感じた人は世代問わず多いですが、その中でもシニアが心配されました。しかし、孤独感に関してもポジティブな変化が見られる結果となりました。
「新型コロナウイルスが広がる前と比べて、孤独を感じていますか」という質問に対して、「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は21年調査時では45.3%でしたが、今回は35.3%と10ポイント減少となりました。
また、「孤独感をやわらげる助けになっていると思うこと」では、21年調査よりも「対面での会話」が大幅に増加。21年よりも対面する機会が増えたと回答する人が多かったことから、これが孤独感を和らげる要因にとなっていると考えられます。
旅行好きシニア行きたくてうずうずしている!? 今後の旅行について
では、今後の外出についてはどう考えているのでしょうか。コロナ禍では旅行ができない状況でしたが、「今後、全国旅行支援を利用して旅行などの外出をしたいと思いますか」と質問すると、71.4%のシニアが「したい」と回答しました。
とはいえ、まだ遠方に行くのは気が引けるシニアもいるでしょう。そんなシニアにはステイケーションがおすすめです。近場で非日常を味わえるステイケーションはシニアに人気の滞在スタイルです。
これまでの質問からわかるように、シニアの行動範囲が広がっています。コロナ禍以前のアクティブな状態に戻りつつあることがわかる結果となりました。
落ち着いたとはいえ油断はできない状況ですが、2023年はここ数年できなかったことを行って楽しみたいものですね。笑顔が輝くシニアを街中で見る機会が今後増えていくことを期待しましょう!
▼シニアと外出・旅行に関わる記事▼
いよいよ目前となった2022年ゴールデンウィーク。今年は4/29(金)〜5/5(木)ですが、有給を使えば最大10連休。コロナ禍ではありますが落ち着いてきたこともあり、外出する人は大幅な増加が予想されます。現に、JTBによると、2022年国内旅行者数は1,600万人と予想され、前年のゴールデンウイ...
NHKにて絶賛放送中の大河ドラマ「鎌倉殿と13人の重臣たち」。その舞台である鎌倉を人力車で巡る旅行プランが6月より販売されます。 コロナ禍での久しぶりの外出やプチ旅行先におすすめな同プランについてご紹介します。 ⇨高齢者が暮らしやすい街ランキング5位は、観光地で地元民に優しい町、神...
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、外出する機会が減り、運動不足になっている方が多くおられるのではないでしょうか。 そこで今回は、緊急事態宣言が解除となった際に、外で運動できるアウトドアスポーツを5選ご紹介します。 1.登山 2.ウォーキング(散歩) 3.ゲーゴルソフト® ...