滞在型の余暇を楽しむライフスタイルは「ロングステイ」とも称され、その実践者の多くがアクティブなシニア世代ですが、このほど「ロングステイ希望都道府県ランキング」のトップ10(速報)が発表されました。(→「アクティブシニア」とは?)
ロングステイの滞在先(国内)として、最も人気が高かった都道府県は「沖縄県」、そして2位は「北海道」という結果に。(→「ロングステイ」とは?)
沖縄県と北海道のワンツー(1位・2位の独占)は2007年以来、13年連続となり、不動の順位と言えそうです。
詳細を見ていきましょう。
「ロングステイ希望都道府県」、1位沖縄県・2位北海道
この「ロングステイ希望都道府県」ランキングは、一般財団法人ロングステイ財団(東京・千代田区、田川博己会長)が毎年発表している調査リポートです。
今回は、全国620名(不特定多数)に行ったインターネット調査(アンケート)「今後の余暇の過ごし方」の回答をもとに集計しました〈「ロングステイ」は同財団の登録商標〉。
避暑・避寒など気候の良さ求める傾向へ
では、ロングステイを楽しむ人たちはどんな目的で滞在しているのでしょうか。
今回の調査では例年より、避暑・避寒など気候の良さを求める傾向が顕著でしたが、「滞在先でしたいこと」として回答が多かったのは次の内容です。(→「トライアルステイ(お試し居住)」とは?)
■滞在先でしたいことは?
〇景色などを楽しみながらのんびりしたい
〇周辺観光をしたい
〇地元の食を楽しみたい
〇神社・仏閣等めぐりをしたい
〇地域ならではの体験をしたい
⇒【シニアに人気の街ランキング総まとめ】デュアラー高齢者が暮したい街は?
滞在先選びでは「滞在施設」を重視
また、ロングステイを行うに当たって不可欠な「滞在施設」については、滞在先(都道府県)を選ぶときの重要な要件になっていました〈以下、ユーザーが検討したい項目〉。
■滞在施設の充実度を判断する項目は
〇宿泊料金が週単位・月単位となっているか
〇泊食分離となっているか
〇受け入れ環境は整備されているか
〇サービスが充実しているか
〇それらの情報が発信されているか
ウィズコロナ時代の新しいライフスタイル
同財団ではこうコメントしています。
『今後はwith/afterコロナ時代に対応したライフスタイルとして、ワーケーションを含めたロングステイがますます注目されるようになるでしょう。各自治体の取り組みが加速していくものと考えています』(→「ワーケーション」とは)
これからの人生100年時代は、気に入った街に「長期間滞在する」、あるいは「自宅と往来し、二地域で生活する」。(→「マルチハビテーション」とは)
そんな暮らし方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
出典:ロングステイ財団調べ「ロングステイ希望都道府県2019」及び「ロングステイ調査統計」
⇒マツコも羨むライフスタイル「デュアラー」(二拠点生活者)ってどんな暮らし?
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