「トライアルステイ(お試し居住)」とは
気に入った街に〝中長期にわたって滞在〟し、〝生活体験〟を楽しむこと。「滞在型の余暇・活動」とも称する新しいライフスタイルです。
知らない街で本格的に暮らす前に、まずは”試しに”住んでみて、”体験”してみる。そのうえで、気に入ったら長期間住むことを考えたり、次はまた他の街を”お試し”してみるといったスタイルです。
必ずしも田舎暮らしを望む人ばかりでなく、大都市に滞在し、有名大学の好きな教授の公開講座を受講したり(3ヶ月周期の講義が多い)、人気の演劇を気が済むまで観賞したり、お稽古事に没頭するなど、滞在目的は人それぞれ異なります。
そうした暮らし方が長寿社会の今、シニア世代を中心に着実に広がっています。
気に入った街で生活体験、いま静かなブーム
その街ならではの体験や文化、名所旧跡などを知り、地元の人たちともふれ合うことで、これまでにない豊かな人生を送れるところが人気の理由です。
また、地域コミュニティに参加したり、趣味や健康増進のための活動などを通じ、生きがいを見つける人たちも少なくありません。
こうした滞在型の余暇・活動を、公的な制度として整えようとする地方自治体も増えてきました。自治体が行っている体験ツアーなどに参加したうえで決めるのもいいでしょう。