これまでさまざまな住まいの形を提案してきた「おとなの住む旅」ですが、最近デュアラーという暮らし方が注目を集めています。2021年1月31日に「マツコ会議」(日本テレビ系)では、このデュアラー3組が取り上げられました。
一体このデュアラーとはどういったライフスタイルなのでしょうか。今回はこのデュアラーについてご紹介したいと思います。
新しいライフスタイル「デュアラー」とは?
デュアラーの語源は英語のdual(デュアル)。dualの意味は「2」や「2つから構成される」という意味で、デュアラーは都心・田舎の2拠点で暮らす人を指します。
デュアラーを日本語で訳すなら「二地域居住」。当サイトでも前々からご紹介している暮らし方です。平日と週末で拠点を変える暮らし方がデュアラー、すなわち二地域居住なのです。
マツコもびっくり!すてきライフなデュアラーの生活とは?
デュアラーは一体どのように暮らしているのでしょうか? 同番組で紹介された東京・静岡県熱海市で二地域居住している能勢さんは、熱海では海が見えるベランダがあるマンションで暮らしているそうで、主演のマツコ・デラックスも「思ってたのと違う!!すてきライフよ!」と叫ぶほど。自宅で海を満喫しながら、週末は副業で熱海の森の中で「きこり」をしているんだとか。
以前「おとなの住む旅」でもご紹介したフラワーアレンジ講師・前田佐智子さん(60代)は、街暮らしをメインに田舎暮らしは月に1・2回。街暮らしではフラワーアレンジメントの講師として活動や制作を行い、田舎暮らしの拠点である八ヶ岳では趣味の山登りや放ったらかしガーデニングを楽しんでるとのこと。
フラワーアレンジメント講師 前田佐智子さん(60代) さいたま市と八ヶ岳山麓でされている前田さんの二地域居住は、無理なく続けられる理想的なものでした。その秘訣とはいったい何でしょう。 →「二地域居住」とは?|おとなの住む旅 用語解説 前田さんの二地域居住について 主人はフルタイム...
このようにデュアラーは拠点に応じた暮らし方で楽しんでいるよう。メリハリある暮らしを送っているんですね。
なぜデュアラーが注目されているのか?
デュアラーという暮らし方は決して新しいものではありません。都心・田舎に拠点を構えて暮らすスタイルは以前からありました。今こうして注目を集めているのは新型コロナの影響が強いといえます。
コロナ禍で自宅で仕事をするテレワークが普及し、仕事のために都心に住むという選択肢は崩れ始めてきました。インターネット社会の現代、インターネット環境が整っていれば仕事をする場所はどこでも構わないという時代になったのです。住まいに関して意識が変わった方は現に多いようです。
コロナ禍をきっかけに移住を検討、もしくは移住した人も多いのではないでしょうか。新型コロナはテレワークなどの働き方だけでなく、住まいに対する考え方を変えるきっかけになったようです。その変化は都心部に住んでいる人に見られました。 移住を検討している人は移住のどのような点に期待や不安を感...
前々からあったデュアラーですが、コロナ禍を機にこれからの時代のスタンダードになりそうですね。
▼参考記事▼