先週末の30日夜、日本テレビ系列の人気番組「マツコ会議」で紹介された『デュアラー』という言葉が、Twitter(ツイッター)等で話題を呼びました。
日本テレビ「マツコ会議」
新しい生活様式・価値観が生まれる中で今注目の「#デュアラー」を特集!東京と地方の2拠点で生活することでのメリットは?マツコも「素敵ライフ」を真剣に考える…#マツコ会議 #マツコ #TVer @ntv_matsukomthttps://t.co/riRNqt1gDg— TVer (@TVer_official) January 30, 2021
デュアラーとは、都会と田舎の2つの生活=デュアルライフ(二拠点生活)を楽しむ人のこと。
コロナ禍でテレワークが浸透したこと等も相まって、いま都市部から田舎へと生活の拠点を移す人たちが増えています。
そうすると、デュアラーや二拠点生活といったキーワードが、これからSNSでトレンド入りするかもしれません。(→「二地域居住」とは?)
そこで、今号はさまざまなメディアや企業が調査し発表している“シニアに人気の街ランキング”を取りまとめました(2回連載)。
元気なデュアラー高齢者の皆さんが楽しく暮らせるのは、果たしてどの街でしょうか?
各種ランキングが参考になりそうです。(→「トライアルステイ(お試し居住)」とは?)
【目次】
1.2021年住みたい田舎ランキング発表!シニアは西条市、豊後高田市等がトップ
2.【都道府県幸福度ランキング 発表】元気なご高齢者の移住に適した街は?
3.【高齢者が本当に住みやすい街ランキング】武蔵小山・南大沢・平塚がランクイン!シニアの住みやすい条件とは
1.2021年住みたい田舎ランキング発表!シニアは西条市、豊後高田市等がトップ
■「2021年版住みたい田舎ベストランキング」
移住者向け情報誌「田舎暮らしの本」が2013年から行っており9回目。
今回は移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策や医療、子育て、自然環境、就労支援など272項目のアンケートを実施しました。(→「CCRC」とは?)
そして、645の市町村の回答をもとに、人口10万人以上の「大きな市」、人口10万人未満の「小さな市」、「町」、「村」の全4グループに分けてランキング。田舎暮らしの魅力を数値化しています(同誌2021年2月号に掲載)。(→「ロングステイ」とは?)
移住支援策や医療、自然環境などの充実度で「市町村」を評価
1.「大きな市」ランキング
松山空港まで車で1時間弱の「愛媛県西条市」がトップ
第1位 愛媛県西条市
第2位 鹿児島県鹿児島市
第3位 山形県酒田市
2.「小さな市」ランキング
手厚い移住・定住支援策の「大分県豊後高田市」がトップ
第1位 大分県豊後高田市
第2位 大分県臼杵市
第3位 大分県国東市
3.「町」ランキング
半径500mに生活施設が揃う「北海道沼田町」がトップ
第1位 北海道沼田町
第2位 島根県飯南町
第3位 長野県辰野町
4.「村」ランキング
総合病院へ車で15分の「長野県木島平村」がトップ
第1位 長野県木島平村
第2位 長野県宮田村
第3位 群馬県嬬恋村
出典:『田舎暮らしの本』2021年2月号(宝島社)
シニア世代の皆様へ暮らしてみたい街での〝お試し居住〟を提案してきた当サイトですが、このほど「2021年版住みたい田舎ベストランキング」が発表されましたので、リポートいたします。(→「トライアルステイ(お試し居住)」とは?|おとなの住む旅 用語解説) このランキングは、移住者向け情報...
2.【都道府県幸福度ランキング 発表】元気なご高齢者の移住に適した街は?
■「全47都道府県 幸福度ランキング」
一般財団法人 日本総合研究所が2012年から2年ごとに発表。
幸福感を評価する基準としては「健康」「文化」「仕事」「生活」「教育」の5分野を設定し、75の指標で都道府県別の「幸福度ランキング」を算出しています(合わせて、20政令指定都市と48中核市のランキングも集計)。
トップは福井県!「仕事」「教育」で2位以下を引き離す
47都道府県のトップに立ったのは「福井県」。2014年から4回連続の首位に輝きました。
強さの要因は、2012年から1位を守り続けている「仕事」と「教育」です。
特に「教育」は、他の都道府県を大きく引き離す得点となっています。(→「生涯学習」とは?)
🔳都道府県の幸福度ランキング
総合ランキング─4回連続トップは福井県
基本指標ランキング─5回連続トップは東京都
健康分野ランキング─山梨県が初の1位
文化分野ランキング─大都市圏が上位に
仕事分野ランキング─上位に波乱も
生活分野ランキング─富山県が5回連続トップで抜群の安定力
教育分野ランキング─強い北陸3県、茨城県も初の3位に
❑政令指定都市の幸福度ランキング
政令市では、さいたま市が1位に返り咲き!
総合ランキング─さいたま市が1位に返り咲き
基本指標ランキング─総合ランキング上位市が強い
健康分野ランキング─仙台市が安定の1位
文化分野ランキング─観光的魅力で京都市がトップに
仕事分野ランキング─安定した企業活動で川崎市がトップ
生活分野ランキング─地域に根差した生活基盤で新潟市が1位
教育分野ランキング─学校と社会両方の教育環境が整う京都市が1位
❑中核市の幸福度ランキング
中核市では、豊田市の強さ際立つ
総合ランキング─豊田市が2016年から引き続きトップ
基本指標ランキング─豊田市が3回連続の1位
健康分野ランキング─前橋市が初めて1位を獲得
文化分野ランキング─佐世保市がトップ
仕事分野ランキング─1位は豊田市、長野市が2位
生活分野ランキング─トップは今回も富山市
教育分野ランキング─呉市が学校と社会領域で上位となりトップへ
出典:『全47都道府県幸福度ランキング2020年版』(単行本)
・著者:寺島実郎【監修】/一般財団法人日本総合研究所【編】/日本ユニシス株式会社総合技術研究所【編】
・発行:東洋経済新報社
シニア世代の皆様へ暮らしてみたい街での〝お試し居住〟を提案してきた当サイトですが、私たちが幸せに過ごせる街はどこにあるのでしょうか?(→「トライアルステイ(お試し居住)」とは?) そこで、「どの県に住むのが一番幸せなのか」と問いかける調査リポート「全47都道府県 幸福度ラン...
3.【高齢者が本当に住みやすい街ランキング】武蔵小山・南大沢・平塚がランクイン!シニアの住みやすい条件とは
■高齢者の『本当に住みやすい街大賞2021』ランキング
国内最大手の住宅ローン専門金融機関「ARUHI(アルヒ)」が発表しました。
高齢者が“いま本当に住みやすい街”はどこでしょうか。
商店街が充実した東京・武蔵小山がトップ
高齢者が住みやすい街
1位 武蔵小山(東京都品川区)
2位 南大沢(東京都八王子市)
3位 平塚(神奈川県平塚市)
1位は東急目黒線が通る武蔵小山(東京都品川区)。
武蔵小山駅からほど近い全長約800mのアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」は常に賑わっていて、高齢者がショッピングしやすい環境が整っています。
また、散歩におすすめの「林試の森公園」、メガターミナル・品川駅(約20分)や羽田空港(約30分)へのアクセスの良さが評価されています。
出典:「ARUHI」
コロナ禍において、テレワークやワーケーションの普及により住まいに関しても変化が見られた2020年。 国内最大手の住宅ローン専門金融機関「ARUHI(アルヒ)」では、【本当に住みやすい街大賞2021】を発表しています。 今回はそのランキングをもとに、高齢者が“いま本当に住みやす...
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地元屈指のライター兼フォトグラファー 千恋しさん 京都市右京区太秦在住、59歳男性。趣味はランニング、コーヒー店巡り。 京都の情報サイト「kyotopi(キョウトピ)」にて執筆中(京都の“いま”をお届け!kyotopi) 京都ほど、市内各地の特色が異なっている...