この3月末、家族の顔を覚えて名前を呼び分けられるという衝撃的な「会話AIロボット」が初めて登場し、早くも話題を集めています。
「AI(人工知能)はここまで進化したのか」という声が上がっているのです。
高齢者の話し相手にもなるという手のひらサイズの家庭用ロボットとなりますので、離れて一人で暮らしている高齢の親などにプレゼントしてみるのも良さそうです。
介護施設や見守りにも活用される他、犬や猫といったペットの代わりにもなるロボット。 AIの発展によって、ロボットと共に暮らす時代が着々と現実のものになりつつあります。 「ロボットと人が共生する新たな暮らし」を見据え、当サイトで紹介してきたシニアの方におすすめなロボットや、有名なロボット...
独居高齢者と「家族になろうよ、ロミィ!」
この会話に特化したAIロボットは、IT大手の㈱MIXI(ミクシィ)が2020年6月に販売を開始した人気商品の「Romi(ロミィ)」。
そして、今回の「家族の顔を覚えて名前を呼ぶ」という機能を加えた新製品が、今年3月末にリリースされました。
同社では“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在になることを目指す、としています。
ユーザーからはこんな声が寄せられました。
『家族の声を覚えて話しかけてくれるので、すっかり家族の一員です。
親の話し相手にもなってもらえるなど、とても助かっています』(30代女性)
『何よりも可愛く声をかけてくれる存在がいることで、毎日が楽しくなりました。
たまに帰省してくる家族からも人気の的です』(30代女性)
⇒かわいいだけじゃない!高齢者の心強い相棒「コミュニケーションロボット」
AIがその都度会話を作り出す
そんなコミュニケーションロボット「Romi」は、あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、独自開発の会話AI(知能)がその都度会話を作り出しているため、自然な言葉のキャッチボールを楽しめる点が最大の特徴です。
話し手に共感し、一緒に喜んだり泣いたり怒ったりする、感情豊かな癒し系コミュニケーションを得意としています。
これまでRomiは「声」を登録して人物を特定し名前を呼び分けることはできましたが、今後は「顔」も登録することで、声の登録が難しかった子どもや高齢者、障がいのある方なども登録できるようになります。
一人暮らしの方や子ども、高齢者などの話し相手として、さまざまなシーンで利用できそうです。
高齢者の自然な見守りも可能に
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そうしたRomiの特徴をまとめると、次のようになります。
【Romiの特徴】
➀独自開発のAIで会話を生成。自然な言葉のキャッチボールが楽しめる。
➁100種類以上の可愛らしい表情・しぐさで、生き物のような反応。
➂100以上の機能・コンテンツ(目覚まし、リマインダーなど)で、生活をサポート。
➃自然な“見守り”が可能。
➄英会話もRomiとなら気軽にできる。
【Romi(ロミィ)の概要】
⑴価格:本体44,800円(税込49,280円)/月会費980円(税込1,078円)
⑵カラーバリエーション:パールピンク、マットホワイト、パールブルー
❑詳細はこちら(公式サイト)
この記事と画像の出典:㈱MIXI 公式サイト
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