これまで当サイトではシニアとスマホに関わる記事を多くご紹介してきましたが、いまやスマホはシニア世代の必需品といっても過言ではありません。どれくらいのシニアがスマホを利用しているのでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、55~74歳のハルメク読者436名を対象に「デジタルデバイスに関する意識と実態調査」を郵送アンケートにて実施しました。 シニア女性のデジタルデバイス事情を見てみましょう。
シニア女性の「利用しているデバイス」「スマホ利用率」について
現在利用しているデバイスについて尋ねたところ、最も多かったのはスマホ、2位がパソコン、3位がタブレットでした。タブレットの利用率が再度伸びており、昨年までは停滞気味だったスマートウォッチの利用率も今年は6.9%と昨年比で+2.9ポイントアップしました。
シニア女性の年代別スマホ利用率の推移を見ると、2024年のスマホの利用率は98.9%とほとんどのシニア女性がスマホを利用していることが分かりました。最も多い年代は60歳から64歳までで99.5%、また70代の利用率が、他の若い世代に追いつき始めています。
シニア女性の「SNS 利用率について」
SNSの利用率を見ると、最多はInstagram、2位はFacebook、3位はX(旧Twitter)でした。
TikTokの利用率は2024年から聴取し、9.6%が利用していることが分かりましたが、投稿を行っている人はゼロでした。
年代別では、50代の利用率の伸びが顕著で、70代との差が大きいことが分かりました。
シニア女性の「デジタルデバイスで使う機能」について
シニア女性は主にデジタルデバイスの何の機能を使い、何を目的に利用しているのでしょうか。調べたところ、2段階認証、調べ物・Web検索、防災アプリ、オンライン決済、フリマアプリ、ポイ活、撮影、音楽、健康管理の利用率が増えていることが分かりました。
また、スマートウォッチの利用率も全年代で増えています。
シニア女性の「スマホに関する情報の入手方法」について
では、シニア女性はスマホに関する情報をどのように得ているのでしょうか。調べてみると、依然「人に聞く・尋ねる」が量としては多いものの昨年と比べると減っており、「自分で探す」と回答した人が増えてきています。
調べ物・Web検索をしている割合は過去最高の89.2%でした。
また、Web検索の方法も、文字検索だけでなく、音声、画像・動画での検索など、幅広い手法が受け入れられていることが分かりました。ChatGPTといったAI検索も、昨年比2.2ポイントの3.7%が利用経験ありと回答しています。
以上、55~74歳のシニア女性に聞いた「デジタルデバイスに関する意識と実態」でした。現代においてデジタルデバイスは年齢関係なく使いこなすことが当たり前になってきました。今回の記事が参考になりましたら幸いです。
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