キックボクシングは健康な体づくりに繋がる生涯スポーツとして注目を浴びており、都会では中高年や高齢者専用のキックボクシングジムのオープンや、80歳を過ぎてからキックボクシングを始める方も増えています。
今回は、限界集落に誕生したキックボクシング道場について、その複合施設などをご紹介します。
人口1,000人で高齢化率6割超の限界集落にキックボクシング道場が誕生!
徳島県と高知県の県境に位置する那賀町木頭地区に、地域の方の健康と憩いの場所としての複合施設『NISHIU de repos(ニシウ ド ルポ)』が新しくオープンしました。
那賀町木頭地区は、1,000人にも満たない人口で65歳以上が過半数を占める、いわゆる“限界集落”です。
地域の名称「西宇」と、フランス語で“休憩所・ひと息つく”と言った意味合いの言葉“de repos” から『西宇の休憩所』という意味のもと名づけられた『NISHIU de repos(ニシウ ド ルポ)』は、イベント(多目的)スペースや、新鮮で本格的なお寿司を体験できる寿司カウンター、囲炉裏や暖炉など、季節を問わず心地よく楽しく集まってもらうための空間が多数設計されています。
また、2階には地域の方々が楽しく健康にいきいきと体を動かせるための場所として、キックボクシングジム『小比類巻道場 徳島木頭支部』がオープン。
キックボクシングのISKA世界スーパーウェルター級チャンピオン、K-1 WORLD MAX日本代表トーナメントにて史上最多となる三度優勝という実績を持つ小比類巻貴之氏が展開する「小比類巻道場」初の地方支部となっています。
高齢の方に提案したいキックボクシングトレーニング
キックボクシングジム『小比類巻道場 徳島木頭支部』は、高齢化が進む木頭地区において、高齢の方がいきいきと楽しく、笑顔で健康に毎日を過ごしていただけるような環境をつくりたい、という想いのもと、同地区の地方創生事業の一環として設立。
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小比類巻道場のオリジナルトレーニングメソッドを学んだトレーナーが、身体構造や年齢に応じた体の動かし方の知識に基づき、キックボクシングトレーニングをはじめ様々なアクティビティの指導を行います。
キックボクシングは健康な体づくりに繋がる生涯スポーツとして注目を浴びており、都会では中高年や高齢者専用のキックボクシングジムのオープンや、80歳を過ぎてからキックボクシングを始める方も増えています。
自身の体重以上の負荷がかからないため関節に大きな負担がかかる動きがなく、自身の体力に応じて負荷の量を調節しやすいこと、またパンチやキックなどの全身運動が体幹バランスのトレーニングに繋がる、といった高齢の方でも気軽に始めやすく健康維持の観点で効果があることが知られつつあります。
キックボクシングトレーニングにより期待できる健康面・精神面の効果として、一般的には以下のような事例が挙げられます。(小比類巻道場調べ)
【キックボクシングトレーニングにより期待できる効果】
○無酸素運動(パンチ・キックなど)と有酸素運動(ステップなど足を動かす)が同時に行える
○日常で使いづらい大きな筋肉(背中や太ももなど)を動かすことができる
○基礎代謝が良くなり、体が温まりやすくなる
○股関節をはじめとする下半身の関節が柔軟になり可動域が広がることで、転倒やケガ防止対策になる
○ミット打ち・サンドバッグ打ちによりアドレナリンやBDNF*が出やすくなり、集中力が鍛えられる(*BDNF:脳内の神経細胞の成長を促したり維持したりする作用を持つタンパク質)
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『NISHIU de repos(ニシウ ド ルポ)』施設概要
■所在地:徳島県那賀郡那賀町木頭西宇森廻り1(西宇神社内)
■営業時間:要確認
■総面積:1階 234.31㎡ / 2階 237.63㎡ / 合計 471.94㎡(143坪)
■高さ:9m
■構造:木造軸組構造
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