シニアの生き方を学ぶ~人生を楽しむ達人にインタビュー
歳を重ねるほどに情熱を持ち、何かに没頭している人の姿はとても魅力的ですよね。
今回は様々な活動に精力的に取り組んでいる達人にお話を伺いました。
「無理をしない!」が元気でいる秘訣 洞口正春さん(76歳)
人生100年時代と呼ばれる昨今、生涯学習で外国語を習う方も増えています。洞口さんは約30年前から習い始めた中国語を、現在も習いに月に2度教室へ通っています。7年前には教室の仲間たち10名と北京へ旅行に行きました。
(→「生涯学習」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
趣味のゴルフは、今も週に1回行くほど
中国語を始めたのは仕事がきっかけ。
「中国には出張で20回以上行きました。台湾経由で輸出をしたり、中国人スタッフを4人ほど雇ったりしていたので、もっと聞き取れるようになりたいと思ったけど、なかなか難しかったですね」。
仕事は製本機・印刷機の生産・輸出。他にも東南アジア、クウェートやドバイなど中東で展開していました。
以前に比べると落ち着いたものの、今なお現役で働かれています。
年を重ねても元気に活動できる秘訣について聞いてみると、「自分に合わないことはしない。無理にするのは嫌じゃないですか。健康面では日曜日以外、仕事帰りにフィットネスクラブに通っていて、ストレッチに近い軽めの運動を90分ほどしています」。
昔からの趣味のゴルフは、今も週に1回行くほど!季節を問わず通っています。
体に見合ったことをすれば、元気でいられる
普段から食事は体のことを考え、摂るものは意識されているそうです。
「生野菜と魚をよく食べます。肉はほとんど食べません。白米も5年は食べてないかな。ゴルフ中の食事も、別注文で野菜をたっぷり摂ります。しっかり適量を食べれば体も満足する。お酒を飲むのは少々。体に見合ったことをすれば、元気でいられるんじゃないですかね」。
自分と向き合いながら、無理をせずに見合ったことをする。それこそ、洞口さんがイキイキされている秘訣でした。
『シニアの生き方を学ぶ Vol.1「中国語で人生が広がった」渡辺勝さん』
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