緊急事態宣言が解除されてから、各地方自治体の経済活性化に向けた動きに勢いが出ています。先日ご紹介したワーケーションプランもその一つ。コロナ禍で止まっていた地方創生が再び動き出しています。
そんな中、地方創生をバックアップするサービスがリリースされました。それが「自治体向けデジタルクーポン」。(株)PKBソリューションが開発したこちらのサービスは、自治体・官公庁・観光協会向けにスマートフォンを活用したデジタルクーポンで、2021年11月22日(月)にリリースされました。
地域経済を動かすために生まれたデジタルクーポン
「自治体向けデジタルクーポン」は、デジタルクーポンを観光・飲食・レジャー施設等の地域経済の活性化に特化させた地域観光事業支援システム。開発されるきっかけとなったのは地域経済の活性化です。コロナ禍では各地に甚大な被害が発生しましたが、その中でも大打撃を受けたのが観光地や地方商店街。各地で規制緩和され始めたとはいえ、都会に比べて人口が少ない観光地や地方商店街の経済再生は厳しい状況です。
この状況を打破する最初の一歩が地域経済の活性化と言えます。しかし、これを実現するためには施策が必要です。この状況を受け(株)PKBソリューションは、何か施策のサポートができればと思い着手したのが、このサービス。同社はこれまで数々の自治体にスマートフォンを活用したデジタルクーポンをオーダーメイドで提供。培ったノウハウと施策運用時を想定した機能を集約して新たに開発しました。
「自治体向けデジタルクーポン」の使い方
デジタルクーポンは、スマートフォン上で割引や特典クーポンが表示され、「使用する」ボタンを押したり、電子スタンプ印をスマホ画面に押すだけで「使用済」と消込ができたりするシステムです。スマートフォンによって非接触が可能になり、印刷・集計不要、利用数に応じた店舗別キャッシュバックが容易になります。
クーポンは、どのお店でも利用できる共通クーポンとお得な回数券クーポンの2種類。地域の飲食店から宿泊施設まで、企画内容に応じて使うことができます。地方創生をデジタルの力で支える、画期的なサービスといえますね。
地方創生につながる二地域居住をするならシェアハウスが⚪︎
デジタルの力で効率よくサポートするとはいえ、地域経済活性化の第一条件は人流の増加です。そのために、冒頭でもお伝えしたように各地では地方自治体主導のもと、ワーケーションやステイケーションなどの企画が続々と誕生しています。
元祖・地方創生を支えるライフスタイルといえば二地域居住です。自分のペースに合わせて二拠点で暮らすこのスタイルは、年代関係なく浸透しつつあります。
とはいえ、最初から二拠点を構えることに抵抗がある人も多いはず。そういうときこそワーケーションやステイケーションで二拠点目の候補を探すのがおすすめです。
滞在先の住まいの選択肢はいくつもあります。今は宿泊施設もサービスアパートメント利用を実施しているところもありますし、「HafH(ハフ)」のようなサブスク(定額制宿泊サービス)も増えています。
(→「サブスク」とは?)
ワーケーションやステイケーションをしてその街が気に入り、そのまま二地域居住をしたい方にはシェアハウスもおすすめです。通常の賃貸マンションよりも手続きが少なく、物件によっては1ヶ月からの利用もOK。延長して暮らすことができます。シェアハウスは入居者によって暮らし方をアレンジできる住まいなのです。
→シニアにも人気!アレンジできる「令和のシェアハウス活用法」とは
暮らしを楽しみながら地域活性化にもつながるライフスタイルはこれからの日本を盛り上げるのに必須になりそうですね。
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