【およそ6割が「親の孤独死」対策をしている!】高齢者一人暮らしの『親の孤独死防止対策アンケート』を公開

遺品整理や特殊清掃を行う株式会社TRUST.CORPは、65歳以上の高齢者の親を持つ20〜50代を対象に「親の孤独死」についてのアンケートを実施。「親の孤独死」対策として具体的にどのようなことをしているのでしょうか。調査結果をご紹介します。

→【見守りサービス】「孤独死対策につながる人付き合いのコツ」とは

コロナ禍での「親の孤独死」、8割が意識し、6割が対策をしている

Q.親の死を意識したことはありますか?

親の年齢幅は65〜94歳(平均年齢74.2歳)ということで、8割の人(85.5%)が“親の死を意識したことがある”と回答。

高齢になるにつれて活動範囲が狭くなったり、健康を維持できなくなったりすることで、「親の死」を意識するケースが増えたのではないでしょうか。

Q.親の孤独死について考えたことはありますか?

続いて、「親の孤独死」については、およそ7割の人が“考えたことがある”と回答。

コロナ禍でなかなか会えなくなったことや、ニュースなどで「孤独死」が報じられたりすることで「親の孤独死」を考える機会が増えています。以下は、“考えたことがある”と回答した人の実際の声です。

【46歳女性】二年前の冬に隣で暮らしていた82歳の男性が孤独死をし、二日間も発見されなかった悲しい現実を知っているからです。そして父親は八年前に脳梗塞を起こして、現在も右半身が若干不自由なので心配です。

【53歳女性】誰もいない間に倒れたら可哀想なので一緒に住もうと言っても自分の家が良いと言い切ります。孤独死だけは嫌なので頻繁に行くように心がけているのと、見守りカメラを置いています。母は訪問サービスなどで人と関わるのを嫌がるのでそういうサービスは利用できません。

【43歳男性】今は元気ですが、コロナ禍になってから会えていないので考えるようになりました。

また、「親の孤独死」について“考えたことがない”と回答したおよそ3割の人では、下記のような声が見られました。

【親の孤独死について考えたことがない】
・大きな持病がないから
・元気に買い物などの外出をしているから
・ご近所付き合いができているから
・近くに親戚などの親族が住んでいるから

⇒自然とコミュニケーションが増えてコミュニティ化するのがサ高住

Q. 親の孤独死の対策を何かしていますか?

最後に「親の孤独死の対策」について質問してみたところ、6割弱が“対策をしている”と回答。
さらに対策として取り組んでいることを聞いてみると、下記のような回答が得られています。

【親の孤独死の対策】※複数選択可
○日常的に自分から連絡している・・・58.9%
○定期的に自分で訪問している・・・47.5%
○訪問サービスを利用・・・9.6%
○自治体のサービスを利用・・・5.3%
○スマホの見守りアプリ・・・3.2%(→24時間365日、大切な家族を守る緊急通報アプリ「VIDEOツーホー」
○民間企業の見守りサービス・・・1.4%
○カメラの安否確認サービス・・・1.4%
○老人向け施設への入所・・・1.4%
○センサーを使った安否確認サービス・・・0.7%

そして、実際に“対策をしている”人の声がこちらです。

【36歳女性】私が心配であることのほか、親本人からの要望もあり、アプリで見守りをしています。電気の利用料がリアルタイムで分かるので、2日動きがなかったら連絡を取ることになっています。

【45歳女性】毎朝元気かどうかメールをし合うということを習慣にしています。朝「おはよう元気です」というメールが来るので、忘れていたり、連絡してこなかった日には電話をするようにしています。

【46歳男性】若いころに頑張り、家族のために働き、母親の介護までしてきた立派な父親なので最後は看取ってあげたいと思っています。

【29歳男性】訪問サービス利用していますが、元々は孤独死対策として導入したわけではなく、住んでいた所が火事に遭い、自分達では身の回りの事を面倒をみきれず、仕方無く導入しました。導入してからはサービス内容への満足感が想像以上に良かったので、そのまま今に至っておます。結果として、孤独死対策としてのニュアンスも含んでいる形です。

⇒【自宅で健康相談】シニアにうれしい「電話でできるウェルネスサービス」がスタート!

「親の孤独死」に関するアンケート 調査概要

■調査時期:2022年1月25日〜2022年1月30日
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:23〜59歳の社会人、男女合計282人(男性83人、女性199人)
■引用元:株式会社TRUST・CORP


高齢者の見守りに関する記事



 

関連記事

  1. 【海外との二拠点生活】旅ブロガー草野亜希子さん著書「ニュージーランドの大らかで自然に寄りそう暮らし365日」

  2. 『自分史』を書きませんか? これからの人生をイキイキ過ごせます! Vol.4

  3. 【二地域居住・地方移住したい人へ】2023年の実現をサポート!「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」

  4. 【高齢者の終活に】自分史を動画で作ろう!シニア層が対象の動画編集サービス『残ルンです』

  5. これからのシニア向け住宅は「地域交流」が必須!? 地域交流できるシニア向け住宅をご紹介

  6. もうスマホは当たり前?【シニア世代のスマートフォン事情】 Vol.1

二地域居住するデュアラー
  1. 25万人超が選んだ「街の住みここちランキング」2023年首都圏版発表…

    2023.06.02

  2. 【99歳祖父と孫の二人暮らし】介護=苦しいだけじゃない『僕のおじ…

    2023.06.01

  3. 【シニア世代にぴったり】消えもの以外の「2023年父の日ギフト」を…

    2023.05.31

  4. シニア女性が子育てママの母親役担う事業『東京かあさん』ChatGPT採…

    2023.05.30

  5. 川柳コンクール『サラ川』ベスト10発表!圧倒的1位は「また値上げ …

    2023.05.26

  6. 【TikTokやYouTubeが人生最後の仕事】78歳のTikTokばあちゃんがChat…

    2023.05.25

  7. 【花好きシニア必見】50種類のあじさいを堪能できる!箱根強羅公園…

    2023.05.24

  8. 話題の評伝『生誕100年 瀬戸内寂聴物語』ついに発刊!恋も出奔も出…

    2023.05.23

  9. 【高齢者の健康】梅雨~夏に気をつけるべき3つのこと

    2023.05.22

  10. AIは高齢者とどんな会話できるの?羽田空港で話題の受付ロボットにC…

    2023.05.19

  1. 【高齢者のGoTo利用自粛】コロナ禍のお家の中(自宅)でできること1…

    2020.12.03

  2. 【ダイジェスト 高齢期の住替えを考える】終の棲家に悩むシニア達の…

    2020.11.20

  3. 【ダイジェストVol.2】シニアに人気の趣味・登山編 第9章~15章

    2020.11.10

  4. 【読書の秋におすすめ】高齢者(シニア)に読んで欲しい本・書籍ま…

    2020.09.10

  5. 【高齢者の元気印】シニア同世代から元気をもらおう!活躍するシニ…

    2020.07.16

  6. 高齢者(シニア)におすすめオンラインサービスまとめ【2021年最新…

    2020.05.14

  7. 【高齢者のペット事情まとめ】外出自粛中にペットを飼ってみません…

    2020.04.30

  8. 【シニアのペット共生】神奈川県にあるペット共生・ペット可の物件6…

    2020.02.27

  9. シニア対象”二地域居住の体験モニター募集”岩手のサ高…

    2020.01.24

  10. 終活や脳トレに効果のあるシニアにおすすめ無料アプリ7選 第2弾!【…

    2020.01.23

【おとなの住む旅】二地域居住を実践する体験者の声

サ高住『グランドマスト江古田の杜』

私たちと一緒に働きませんか【住まいアドバイザー】

【50代のアクティブシニア歓迎】高齢者の住まい探しをサポートするアドバイザー募集!

Podcast(ポッドキャスト)記事を音声で聞く

おとなの住む旅 運営会社