新型コロナウイルスワクチン接種が増えていますが、するべきものとはわかっているものの、ワクチン摂取に対して思うことはさまざまなようです。高齢者もワクチン摂取に対していろいろな想いを抱いているよう。どのような想いを抱いているのでしょうか。
女性誌部数No.1(※1)の雑誌「ハルメク」を発行する株式会社ハルメクの「生きかた上手研究所」は、50~85歳の女性471名を対象に「新型コロナウイルス ワクチン接種に関する意識調査」のWEBアンケートを実施。シニア女性のワクチン摂取に対する思いとは一体どのようなものなのでしょうか。
(※1)日本ABC協会発行社レポート37.3万部(2020年7月~12月)
【高齢者に読んでほしい】政府が発表したコロナワクチンの詳細について(2月25日時点)
高齢者のリアルな声は?シニア女性に聞いたコロナワクチンに対する思いとは
はじめに、ワクチン摂取に対して不安を抱いているか聞いたところ、64.5%がワクチン接種に不安を感じていることが明らかに。
次いでワクチン摂取による感染収束に対しての期待を聞いたところ、82.0%が期待、92.1%が接種に積極的であることがわかりました。不安ではあるものの、シニア女性はワクチン摂取に対して前向きな姿勢であることがわかりました。
前向きであるとはいえ、不安な気持ちがあることも事実。どのような部分で不安なのか聞いてみると副反応や持続性、身体への影響が気になるとわかりました。
シニア女性がコロナ禍で心掛けていること
ワクチン摂取について聞くと同時に、コロナ禍での心がけについて聞いてみると「情報に踊らされないようにする」、「部屋の換気をする」などの割合が高く、昨年と傾向は変わらず。しかし、「人と会わないようにする」が昨年比で11.5ポイント上昇、「友達・同僚との連絡を電話やネットで行う」が23.5ポイント上昇、「家族との連絡を電話やネットで行う」が14.0ポイント上昇し、人とのリアルな接触が減少していることがわかりました。
人との接触を気にかけている生活だからこそ、人と会うことの大切さを再認識したり、人間関係の煩わしさから解放される一方で孤独感を感じたり、新しいつながりを築いたりするなど人間関係を見直す方も多いでようです。
▼コロナ禍での高齢者の取り組みについて▼
東京都渋谷区では、ウィズコロナ時代の新しい生活様式にて、スマートフォンなどデジタル機器が生活の質(QOL)を向上させる重要な役割を持つとして、高齢者の情報格差を解消する取り組みを実施。 65歳以上の高齢者を対象に、スマホ(スマートフォン)の無料貸与を行っています。 【65歳以上の...
シニア女性がしたいワクチン摂取後にしたいこととは?
不安もあるものの、ワクチン摂取後にしたいことを聞いてみると「気兼ねなくおしゃべりしたい」「離れている家族と会いたい」「遠出をしたい」「外で美味しい食事をしたい」と人との交流がほとんどでした。上記の項目はいずれも40%を超えています。
さらにコロナ収束後に再開したい「旅行」、「友だちとのおしゃべり」は、いずれも昨年よりも意向が高まっています。いずれにしても、シニア女性が人とのコミュニケーションを求めていることがはっきりとわかった調査となりました。
コロナ禍でもコミュニケーションをとりたい高齢者に知ってほしいこと
ワクチン摂取が広まっているものの油断ができない状況なので、すぐには行動に移せずに孤独を感じたり人と会えずにストレスを感じたりしている高齢者は多いでしょう。しかし、家にいながらもコミュニケーションをとることは可能です。デバイスを使って家族とオンラインで交流したり、SNSで人と交流をとったりと自宅にいながらもできることは実は数多くあります。
(→「デバイス」とは?)
また人との交流以外でも孤独を紛らわすた楽しみ方もたくさん!今コミュニケーションがとれなくて楽しみがない方は、下記もご参照ください。