「なぜ自宅を離れ、高齢者向け賃貸住宅へ住み替えたのですか?」
夫婦の生活続けたい、夫と死別などさまざまな人生があった!
元気なシニア向けの賃貸住宅「ヘーベルVillage(ヴィレッジ)」が今、高い入居率を維持しています。
この元気なシニア層の住み替えニーズは、潜在的にどの程度あるのでしょうか。
それを探るべく、ヘーベルVillageの入居者の声をまとめてみました。
【単身の72歳女性(自立)】娘家族と少し距離のとれる場所がいい。友人との会食も楽しいです
―なぜ住み替えたのですか。
2年前に夫と死別し、しばらく気落ちして何もできずにおりました。
娘も心配してくれて同居を検討したのですが、少し距離のとれる近く(隣駅)の賃貸に住む方がお互いにいい、と考えました。
―どのような暮らしをされていますか。
これまで住んでいた戸建て(練馬区)と生活圏が変わらないので、住み替え後も地元のお友だちと新宿までご飯を食べに出かけたり、美術展などに行っています。
そんな毎日が結構楽しいですね。
【単身の82歳女性(要介護1)】広い家は手入れが大変で、骨折を機に転居。茶話会で友だちもできました
―転居したきっかけを聞かせてください。
長野県にいたとき、大きすぎる家の手入れや雪おろしなどが負担になっていました。
そんな中、運悪く骨折して要介護1になってしまい、心配した娘が近所(バスで2駅)のヘーベルVillageを見つけてきて、勧めてくれたんです。
―今の生活はいかがでしょうか。
娘がデイサービスの手続きをやってくれたりと、頼りにしています。(→「デイサービス」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
館内で催される茶話会に参加してみたら、思いがけず友だちができて嬉しかったですね。
【単身の72歳男性(自立)】サポートは欲しいが老人ホームは嫌
―入居した理由を教えてください。
老人ホームも見学しましたが、やめました。
ヘーベルVillageは誰にも監視されず、自分のペースで自由に生活できるところが気に入っています。
料理をはじめ、できることは自分でやるという生活の方が、頭や身体にとってはいいんです。
また、時には外食をしたり、配食サービスを利用したりと、気ままに楽ができるような生活を望んでいます。
―不安になることはありませんか。
さすがにもう72歳なので、ヘーベルVillageでは何かあったときのサポート体制が安心できていいですね。
<人物の写真はすべてイメージです>
🔳データで見るヘーベルVillageの実像➋
高齢者には自宅暮らしは不便で不安?! 持家からの転居が8割に上る
ヘーベルVillageが登場したのが2005年。
それまでは高齢者の住まいといえば、自宅か介護施設の二者択一でした。
住み慣れた我が家でセカンドライフを送るのが自然ですが、高齢者には必ずしも自宅が住みやすいとは限りません。
家族が減って広すぎる自宅を持て余していたり、段差があったり。(→「セカンドライフ」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
築年数が経つと修繕も増え、電球一つ交換するのも高齢者には大変な作業です。
実際、ヘーベルVillageへ転居する理由では「自宅に不満、不便」が少なくありません。
持家の戸建てからの転居は約6割、マンションも含めると約8割に上ります。
そして、転居の理由で最も多いのが「高齢者だけの暮らしに不安」でした。
まだ元気でも健康面は不安がつきもの。かといって介護施設に入るほどではない。
これは本人だけでなく、子世代も感じている不安でしょう。
ヘーベルVillageが子世代からも支持されるのはそのためです。
子が自宅近くに親を呼び寄せたケースがなんと、入居者の約5割を占めています。
(→「呼び寄せ」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
また、老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅から転居した事例もあります。
前者はルールがあって自由に暮らせない、後者は部屋が狭いが転居の主な理由です。
<つづく>