パンダ夫婦に学ぶ「デュアラー」としての生き方【二地域居住インタビュー】

東京・山梨で二地域居住をしているパンダ夫婦さん。

おとなの住む旅では、二地域居住をしようと思ったきっかけから、デュアラーの魅力についてインタビューさせていただきました。

暮らし方のヒントや将来に備えて行っている工夫まで、参考になる情報盛りだくさんです。

デュアラーが気になる・二地域居住をしてみたいという人にとって、興味深い内容となっています。

ぜひご覧ください!

■Profile
お名前:田中 祥人さん・ゆかりさん(パンダ夫婦)
年齢:30代
お仕事:会社員(銀行員)

二地域居住のきっかけとは?


━━━なぜ二地域居住を始めたのでしょうか?

夫は大阪、妻は北海道生まれ。2人とも登山・キャンプなどのアウトドア好きです。

会社の転勤で、札幌・長崎を経て、4年前に東京に来ました。

東京と地方都市と比べると、東京は自然へのアクセスの悪さ(交通渋滞など)、キャンプ場の人の多さにストレスを感じることが多くて。

そこで、電車で容易にアクセスできる場所・自分たちだけのリフレッシュ拠点を持ちたいと思うようになったんです。

二地域居住先を山梨に決めた3つの理由


━━━二地域居住先として、山梨を選んだ理由とは何でしょうか?

山梨に決めた理由は、3つあります。

一つ目は、山梨・東京間のアクセスの良さです。

新宿から大月までは、特急で約60分。快速で90分です。

二つ目は、HUB拠点としての使いやすさ。

少し足を伸ばせば、富士山、南アルプス、北杜、長野へ簡単にいくことが出来ます。


三つ目は、良い物件が見つかったためです。

最寄駅から車で5分程度、森の中で家の横には小川が流れる立地なのに、格安物件だったんです。

1週間のうち、山梨と東京を半々で過ごす二地域居住生活


━━━現在のライフスタイルについて教えていただけますか?

コロナ発生前までは、金曜日の仕事終わりに山梨に向かい、日曜日の夜東京に帰ってくるライフスタイルでした。

今は、会社でもテレワークが定着してきたことで、土日プラス1~2日をくっつけて、1週間のうち半分を山梨・半分を東京で過ごしています。

二地域居住のメリット・デメリットとは?


━━━二地域居住を実践して感じるメリット・デメリットを教えていただけますか?

メリットばかりです。

渋滞や人込みに巻き込まれることがなくなり、ストレスが減少しました。

土日はしっかりリフレッシュできるようになり、平日の仕事により集中できるようになったんです。

また、この2年間でDIYで家を修繕し、ツリーハウスやピザ窯、囲炉裏を作ってきました。


自分で苦労してDIYをすることで、この場所に思い出がどんどん積み上がっています。


旅行だと単発で終わってしまうため、思い出の積み上げは難しいです。

一般的に「二拠点居住=コスト増加」のイメージがありますが、上手にランニングコストを抑えれば、東京を拠点に旅行に行くよりコストダウンになります。

たとえば、光熱費などのランニングコストを出来る限りかけない・東京よりも物価の安い山梨で買いだめをするなど、いろいろ工夫できます。


そして、実を言うと、今まで東京のことはあまり好きではありませんでした。

でも、山梨の家でリフレッシュ・ストレスが発散できているので、気持ちに余裕が出てきて。

コミュニティ・情報の豊富さ、店や商品の多様さなど、東京の良さも見えるようになってきました。

今のところ、デメリットは感じていません。

二地域居住による仕事面の変化とは?


━━━二地域居住をすることで、仕事面での変化はありましたか?

週末十分にリフレッシュできることで、生活にメリハリが出て、仕事の集中力・生産性が上がるようになりました。

さらに、今は自然豊かな環境の中でテレワークをするなど、ワーケーションも楽しめています。

二地域居住を始めて、いろんな人との交流が生まれた


━━━二地域居住をすることで、家族・友人関係に変化はありましたか?

この二拠点居住が、会社の同僚・上司や友人の話題になることが多くて。

今まで話したことがない人、会社内で仕事するだけの関係だった人たちとのコミュニケーション活性化に、一役買っています。

実際には、コロナ発生前の夏には延べ100人近い家族・友人が遊びに来てくれました。

大切なのは「行動する力」


━━━自分らしく生きるために、大切なこととは何でしょうか?

自分の感性を大事にして、思い立ったらすぐに行動に移すことです。

今の二拠点居住でもそうですが、事前にいくら情報収集したとしても、いざ実行に移すと想定していなかった課題や楽しさはいくらでも出てきます。


情報収集よりも、経験の方が圧倒的に価値があります。

迷っているくらいなら、今すぐ行動に移してみるべきです。

高齢者の二地域居住だって、年齢関係なく楽しめる


━━━高齢者が二地域居住する場合、気をつけた方がいいなと思うことはありますか?

「もう歳だから……」を言い訳にせず、何にでもチャレンジする気持ちを忘れないことが大切だと思います。

二拠点居住は、やり方を工夫すれば、年齢に関係なく楽しめるものです。

二拠点居住、老後に向けた工夫とは?


━━━将来(老後)を見据えて、実際に工夫していることはありますか?

必要以上にお金をかけすぎないことです。

二拠点居住を始めると、欲しいものはいくらでも出てきます。

ただ、いくら生活が充実しても、自分の生活レベルに合わない支出になると、サステナブルなライフスタイルになりません。

二地域居住したいと考える人へ向けて


━━━二地域居住を検討している人へ向けて、メッセージはありますか?

自然や田舎暮らしが好きな人に、二地域居住をおすすめしたいです。

もし「少しでも始めたい」と思っている人がいたら、迷うよりすぐにでも始めてみるべき。

ただし、合わないと思ったときにすぐに撤退できるように、最初は物件購入ではなく、賃貸や貸別荘の利用から始めた方が良いです。

東京と山梨の二地域居住の様子は、ブログ・SNSにて発信中


今回インタビューを受けてくださった、パンダ夫婦さん。

東京と山梨間で、実際に二地域居住をしているからこそ感じること・伝えたい思いを、言葉にしていただきました。

ありがとうございました。

パンダ夫婦さんは、「パンダ夫婦のデュアルライフブログ」を運営されています。

ブログでは、二拠点居住の始め方・お金事情、物件修繕やツリーハウス・ピザ窯・囲炉裏などのDIY、山梨のオススメ温泉・グルメなどを発信中。

SNSでは、デュアルライフの様子を、素敵な写真・リアルな情報とともに更新中です。


豊かな自然やDIY、美味しそうなご飯などの情報満載で、二地域居住の魅力を感じるはず。

ぜひ一度ご覧ください!

▶ブログ:パンダ夫婦のデュアルライフブログ
▶Instagram(パンダ夫婦@東京と山梨のデュアルライフ
▶Twitter(ゆかり|東京*山梨デュアルライフ

(写真提供:パンダ夫婦さん)

取材・執筆/小窓まどか
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コロナ禍でのテレワーク普及もあり、二地域を拠点に生活する「デュアラー」が増えています。

デュアラー・二地域居住について、今話題の『デュアラー』とは?『二地域居住』について詳しく解説!の記事でまとめています。

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