シニア住宅のNo.1プロデューサー・佐藤順一郎氏が語る“高齢社会の真実”②

当記事の前編「シニア住宅の№1プロデューサー・佐藤順一郎氏が教える 『成功する高齢期の住み替え方』」はこちらから

佐藤順一郎氏プロフィール

一般社団法人CCRC ウエルネス研究センター代表理事
一般社団法人66Love協会CCRC責任者
シニアライフコーチ CCRCプロデューサー
老後の暮らし方について相談を受け悩みに耳を傾け続けながら、不安や悩みを解消するためのシニア住宅のプロデュースを手掛ける

実は当たり前の衝撃の真実!「将来受けることになる介護の質は、今の自宅の住所で決定する」

シニア住宅No.1プロデューサー・佐藤順一郎氏のコラム連載 第2話は、『高齢社会の真実』についてお話します。

「住み慣れた地域(今の自宅)に最期まで住み続けたい」

このことが老後を迎える中で一番の切実な願いだと前回のコラムで書きました。
+Life読者の中で、同じ思いを抱いている方は多いのでしょうか?
自宅で暮らし続けたいという想いの方に、今回は実はあまり認識されていない衝撃の事実をお伝えします。

それは、「将来受けることができる介護のクオリティは、皆さんの自宅がどこかによって、すでに決まっている」ということです。
皆さんの意見ではどうにもなりません。すでに決まってしまっています。
あまりピンと来ない方が多いのですが、これはかなり重要なことで、冷静に考えてみるとちょっと背筋がゾクゾクします。

選択の余地が少ない介護事業者

コンビニが近い、質の高い学校に近い、駅まで近い、静かな住宅街、バス便が便利、職場まで1時間圏内など、今まで住まいの場所を決定するためにいろんなことを検討してこられたと思います。

ところが、自宅周辺の介護事業者のクオリティがどれくらいのものかを知らない人がほとんど。
実際に介護が必要になり、介護サービスを利用するようになってから、愕然とするのが現実です。

皆さんが住まい選びのためにいろいろと検討した要素と同じくらいか、それ以上に「自宅周辺の介護サービス事業者のクオリティ」を事前に知っておくことは、人生を左右する重要な問題の一つです。なぜなら、介護が必要になった時はそれほど選択の余地がなく、それらのサービスを利用することになるからです。

もし介護が必要になった時、皆さんが利用できるサービスの範囲は小学校区か、せいぜい中学校区だと思ってください。
介護サービスの分布が不公平にならないよう、行政も小学校区・中学校区をベースに介護サービス事業者を分布させています。

例えば、テレビで紹介された日本一の素晴らしいデイサービスがあったとしても、自宅から10Kmも離れていたら、どんなに利用したいと思っても利用できないのが現実です。

近くの介護施設でボランティアを

自宅で最期まで暮らしたいという方は必ず、近隣の介護施設のボランティアに参加しましょう。
介護のクオリティが分かり、自分との相性もわかり、スタッフとの人間関係もでき、ボランティア仲間とのつながりでき、何となく介護保険の仕組みも使い方も分かってくる。
介護になった時の備えとして最良の方法です。

月に1日とか2日程度で構いません。
1事業者にずっとではなく、数年をかけて自宅周辺(中学校区程度)の介護サービス事業所のボランティアに参加するくらいの心構えで、自分のペースで、できる範囲で、でも1日も早くスタートされることをお勧めします。

お住まいの区市町村や社会福祉協議会に「自宅近くの介護サービス事業所でボランティアをしたい」と問い合わせてみてください。
きっと親切に対応してくれます。

自宅周辺の介護サービスのクオリティを肌で感じ、「毎日童謡なんて歌いたくない!」「自分の人生を委ねられない!」と思ったら、前回のコラムの「元気なうちに1日も早く住み替える」を真剣に検討しましょう。
その時は「介護のクオリティ」をチェックすることを決して忘れずに!

 

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