佐藤順一郎氏プロフィール
一般社団法人CCRC ウエルネス研究センター代表理事
一般社団法人66Love協会CCRC責任者
シニアライフコーチ CCRCプロデューサー
老後の暮らし方について相談を受け悩みに耳を傾け続けながら、不安や悩みを解消するためのシニア住宅のプロデュースを手掛ける
シニア住宅No.1プロデューサー・佐藤順一郎氏のコラム連載 第4話は、終活の第一歩である『エンディングノート』の書き方についてご紹介します。(「エンディングノート」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
自分と向き合うためのノート
「終活かぁ~。そろそろ始めないとだろうな~」と思いつつ、どこから手をつけたら良いのか、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか?
終活でやることは、
1.身の回りのものを整理する
2.遺言書をつくる
3.万が一の時に備える
4.孤独死を避けるためにやるべきこと
5.生前契約を利用する
などですが、このリストを眺めているだけで、その道のりに気が遠くなるようです。
そんな方々に、その道のりを歩きだす一歩として、私は「エンディングノート」を書き始めることをおススメしています。
エンディングノートというと、名前がとても誤解を生んでいる気がするのですが、本当に人生の最後、とりわけ終末期医療における意思表示のような印象を持たれている方も多いのではないでしょうか?
ノートの内容は全く異なります。内容に即した相応しい名前を付けるとするなら、「自分と向き合うためのノート」、「ライフプランと向き合うためのノート」のような名称になるでしょうか。
今年48歳となる私でさえもとても意味がある内容で、私はすでにエンディングノートを書いています。
エンディングノートに記載する内容としては、
〇じぶんのこと(好きなものや嫌いなもの、思い出など)
〇資産について
〇医療、介護について
〇葬儀、お墓について
〇相続、遺言について
〇大切なその他の情報
〇家族、親族、友人へのメッセージ
などが主となる内容ですが、これを毎日か週一日か月一日か自分のペースで構わないので、とにかく眺めます。
無理に書き込もうとする必要はありません。何気なく手に取りやすいようにダイニングテーブルに置き場所をつくりましょう。
ふと頭に浮かんだことを書く
眺めている中で、ふと頭に浮かんだことを書く。記載する欄と関係ないことでも、頭に浮かんだらページのふちにページでメモを残しておく。これをゆっくりと自分のペースで繰り返しながら、少しずつ埋まるところが埋まっていく。
「欄を埋める」のではなく、「欄が埋まっていく」というのがポイントです。
無理に埋めようとすると「意識」や「理性」のチカラが強すぎて、自分の本音の声が届いていないエンディングノートになる恐れが高く、それはできる限り避けたいところです。
ゆっくりと時間をかけて自分のココロの声に耳を傾けていく。そして浮かんだことがメモになったり、欄が埋まっていく。
過去に書いたことと違っていたら、何度でも修正して構いません。
漠然としていたものが少しづつ不思議とまとまりを持ち、イメージが整理されていきます。
エンディングノートはいろいろな会社から、可愛いものからお洒落なものまで、たくさんのバリエーションが出されています。本屋さんで実際に手に取ってみたり、インターネットで調べてみて、「ピン!」と来たものを手に取ってみましょう。
プラスライフ鷺宮地域センターでも終活にまつわるセミナーを開催していますので、ぜひ足を運んでみてください。個別のご相談も可能です。
お会いできるのを楽しみにしています!
■プラスライフ鷺宮地域センター 担当:丸田(まるた)
東京都中野区鷺宮4-37-14 77ビル3階 TEL:03-5327-8190
佐藤順一郎氏プロフィール 一般社団法人CCRC ウエルネス研究センター代表理事 一般社団法人66Love協会CCRC責任者 シニアライフコーチ CCRCプロデューサー老後の暮らし方について相談を受け悩みに耳を傾け続けながら、不安や悩みを解消するためのシニア住宅のプロデュースを手掛け...
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