
谷川岳の山頂に建つ鳥居が雪に埋もれ、神秘的な光景が広がる。山は古来より信仰の対象であった
シニア世代に人気のスポーツといえば、「登山・ハイキング」が今や定番です。
〝普段行っているスポーツ〟のランキングによると、60~74歳ではなんと第2位、75歳以上でも第3位につけています。
(出典は総務省。なお、第1位はウォーキング)
登山家・滝澤 圭一郎が綴る本シリーズは今回、冬の谷川岳へご一緒に旅に出かけ、山頂からの雄大な景観に浸ってみたいと思います。

「高齢になってから登山を始めました」そう話す人たちをよく見かけます。日本の登山人口970万人※のうち、世代別ではシニア世代がかねてよりトップを占めているのです。 本サイトではそんな登山が好きなシニアの皆様に、美しい山々の写真とコラムを連載でお届けします。※2018年・総務省調べ <第1章...
【新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、山岳四団体が4月20日、登山の自粛を呼びかける共同声明文を発表しました。新型コロナが終息するまでは、くれぐれも登山はお控えください。】
【シリーズ 山と共に】<第11章>山頂までゴンドラなら3時間、谷川岳の絶景を拝みませんか!
写真・文/登山家 滝澤 圭一郎
1975年、長野県上田市に生れる。毎月、全国の山々に挑んでいる。月に100キロ以上走り込み、トレーニングを欠かさない。マラソンランナーでもある。㈱イチイ 秋葉原店・巣鴨店店長としても多忙な日々を送る。

「オジカ沢の頭」の山頂に立つ標識
一般ルートなら、犬と一緒に登れる?!

山頂の「オキノ耳」から隣りの山頂「トマノ耳」を望む登山者たち。山頂の名前がとてもユニークだ
谷川岳(群馬・新潟の県境)といえば、世界で一番事故(死者)の多い山として知られています。
ロッククライミングが盛んな場所であり、それが事故の多いゆえんです。
もっとも、私の登ったルートは一般ルートなので、まったく難しくありません。
道中、犬も登っているくらいですから…。

谷川岳の山頂を望む
とにかく谷川岳は、山頂からの眺めが素晴らしいです。
天神平スキー場のゴンドラを利用すれば、若干3時間ほどでこの景色を拝むことができます。
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谷川岳の山頂から見渡した景色(谷川連峰の一角、万太郎山を望む)
雪山のステップアップには、ちょうど良い山です。
ただし、天候の悪いときは避けるようにしてください。
<つづく>

プロスキーヤー・冒険家 三浦 雄一郎氏(87)の「歩き続ける力」とは 東京都がこの10月に開催した、高齢者の就業を支援するイベント「シニアしごとEXPO2019」。会場内でひときわ注目を集めたのが、プロスキーヤー・冒険家の三浦 雄一郎氏による講演会「歩き続ける力(演題)」(東京セカンド...

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