
『ラス婚』という言葉をご存知でしょうか?
離別や死別を経験した後、人生の後半で新たなパートナーを迎えるという選択が、近年注目を集めています。
『ラス婚』とは何か?
『ラス婚(ラスト婚)』とは、“人生で最後の結婚”という意味を込めた言葉で、主に50代以降の再婚や初婚を指す言葉として注目されています。
近年、子育てや離婚を経験したあと、「もう一度パートナーと人生を歩みたい」と願う中高年の方が増えており、この動きが『ラス婚』という呼び名で広がり始めています。
『ラス婚』が増えている背景
『ラス婚』が増えている背景として、下記の3つが挙げられます。
2.子育て後の新たな人生設計:子どもが独立し、自分のための時間が増えたことで「これからの人生を誰とどう生きるか」を真剣に考える方が増加
3.パートナーシップの多様化:「法律婚」にこだわらず、事実婚や週末婚、パートナー契約を選ぶ方も。形式にとらわれない“つながり”を求める動きも「ラス婚」として扱われる

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『ラス婚』を考えるときのポイント
そして、『ラス婚』を考える時のポイントとして、下記の3つが挙げられます。
1.価値観の共有が何より大切
若い頃とは異なり、家庭や仕事をすでに一通り経験した後の結婚では、「一緒にいて安心できるか」「生活のリズムが合うか」といった日常の相性が重要です。
2.家族との関係にも配慮を
特に子どもがいる場合、「再婚」に対する配慮も必要です。家族との距離感や伝え方を大切にすると、円満な新生活に近づけます。
3.健康面・経済面の確認も忘れずに
将来の医療や介護のこと、お互いの収支のバランスなど、話しづらい内容もきちんと共有しておくと安心です。
『ラス婚』は前向きな選択
年齢に関係なく、“もう一度誰かと人生を歩む”という選択肢は誰にでもあります。
「これからをどう生きたいか」を自由に考え、同じ目線で語り合えるパートナーと出会うことは、人生をより豊かにしてくれます。
『ラス婚』は、人生の終わりに向かう準備ではなく、“新しいスタート”の一つのかたちかもしれません。
自分らしいパートナーシップのかたちを見つけてみてはいかがでしょうか。

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