今年還暦を迎える1964年生まれの人たちの意識調査の結果が発表され、70歳を過ぎても働きたい人が4割を超えるなど、就労意欲が旺盛なことなどが話題を呼んでいます。
シニアと呼ぶにはまだまだ若い年代ですが、どんなライフスタイルを志向しているのでしょうか。
話題呼ぶ『還暦人に関する調査2024』
この調査リポートは、2024年に還暦を迎える1964年生まれの、いわゆる「還暦人(かんれきびと)」を対象に行った『2024年の還暦人に関する調査』です。
保険大手のPGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険㈱)が今年3月中旬にネットで実施。
全国の男女2,000名の意向を取りまとめ、先週5月9日に発表されました。
今年還暦を迎える人たちは総数163万人。その還暦人の皆さんの考え方を探るべく、今回の膨大な調査データの中から、トピックスを3つに絞り紹介します。
【トピックス】
➊貯蓄は平均2,782万円、半数が500万円未満
今年の還暦人の貯蓄額は、平均2,782万円という結果でした。
昨年から比べると、672万円の大幅な減少。止まらない物価上昇や“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているのではないでしょうか。
また、半数が「500万円未満」となり、貯蓄金額の格差が明らかになりました。
昨年の調査結果と比較すると、「500万円未満」の割合は8.1ポイントの上昇(2023年42.4%→2024年50.5%)、「2,000万円以上」の割合は8.6ポイントの下降(2023年33.0%→2024年24.4%)となっています。
➋還暦人の8割超「60歳以降も働きたい」
59歳時点で就労をしている・していた人(1,553名)に、還暦以降の就労の意向を聞いたところ、60歳からも働きたい人の割合は85.8%、70歳を超えても働きたい人は42.7%でした。
60歳を過ぎても働きたいと思う理由は、1位「働かないと生活費が不足するから」、2位「健康を維持したいから」、3位「その歳までは元気に働けると思うから」。
過去の調査と比べると、70歳以降も働きたいと思う人の割合は、2022年36.5%→2023年39.0%→2024年42.7%と一貫して上昇傾向が続いています。
人生100年時代を迎え、老後はさらにお金が必要になるなど、長生きの経済的リスクが高まった結果、生活に困らないように働き続けたいと考える人が増えてきたのではないでしょうか。
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➌還暦に見えない!容姿の若い有名人は?
還暦に見えないくらい容姿が若いと思う1964年生まれの有名人を聞いたところ、総合1位は「山口 智子さん」でした。
男女別では男性の1位が「阿部 寛さん」、女性の1位が「山口 智子さん」という結果に。
俳優として長く活躍しているお二人が、今年の還暦人の憧れの対象となっているようです。
「一番影響を受けた」薬師丸ひろ子さん
次に、自身が影響を受けたと思う同年代の有名人を聞いたところ、1位「薬師丸 ひろ子さん」、2位「山口 智子さん」、3位「近藤 真彦さん」、4位「阿部 寛さん」、5位「高島 礼子さん」の順になりました。
この記事と画像の出典:PGF生命 公式サイト
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