90歳現役の五木寛之さん、「さらばモスクワ愚連隊」など60年代名作集発刊!シニアの昭和レトロブームが熱い!

「昭和レトロブーム」が昨年から再び熱を帯びるなか、火付け役の現在の若者世代にとどまらず、当時若者だったシニア世代にもブームの波が広がってきました。

そんな1960年代(昭和35年以降)のグッズや音楽などを懐かしむ「昭和ノスタルジー」。
その一つとして昨今話題なのが、昭和時代随一のベストセラー作家・五木寛之さんがリリースした当時の一大作品集です。

昨秋の第1巻に続いてこの4月、世に出したのが第2巻「音楽小説名作集」。

90歳レジェンド・五木寛之さんの手による貴重な新刊本を開いて、久しぶりにあの時代を振り返ってみるのも良さそうです。

衝撃のデビュー作など6作品収録

今回の新刊本は、東京書籍が今年4月5日に発刊した『五木寛之セレクションⅡ【音楽小説名作集】』。
昨年9月の第1巻【国際ミステリー集】に続く、待望の第2巻です。

この「音楽小説名作集」は、衝撃のデビュー作『さらばモスクワ愚連隊』をはじめ、ジャズやファドなどをテーマに、人間の生き方と音楽の根源に迫る名作の数々を収録。

音楽は国境を超え、60年代のリズムが甦ります。

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【本書の収録作品はこちら】

➊「さらばモスクワ愚連隊」(1966・6)
モスクワの裏通りを舞台に不良少年たちが奏でる奇跡のジャズ演奏。
「音の聴こえてくる小説」と絶賛され、音楽と人生の本質に迫った鮮烈なデビュー作。
小説現代新人賞受賞。

➋「海を見ていたジョニー」(1967・4)
音楽は人間だ。ジャズ的とは人間的なことだ。
戦場に赴いた黒人兵ジョニーの戦慄のピアノ演奏がつむぐ、愛と哀しみの人間ドラマ。
レコード化、映像化もされた不朽の名作。

➌「老兵たちの合唱」(1968・1)
ニューオリンズの黒人ジャズバンドによる日本公演が企画された。
はたして公演は実現できるのか、成功するのか。
平均年齢68歳のバンドマンが奏でる奇跡の演奏。

➍「われはうたへど」(1969・8)
あえて日陰の道を歩む老作詞家。
依怙地な男には、戦時中、戦意高揚歌を作っていた過去があった。
逃れがたい運命を背負った男にとって音楽とは何であったのか。

➎「帝国陸軍喇叭集」(1970・7)
スター歌手に逃げられ、途方に暮れる音楽ディレクターは、とある小劇場で衝撃を受ける。
そこで目撃したものは陸軍喇叭だった。
命運をかけた勝負が始まる。

➏「暗いはしけ」(1971・10)
ポルトガル リスボン。ファドの歌い手との運命的な出会いと、衝撃的な結末。
作詞家・五木寛之の手による「鳩のいない村」(1970年日本作詞家大賞受賞)の楽譜も掲載。

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マイク・モラスキー氏と対談も

【対談解説】(60頁)
<五木寛之VSマイク・モラスキー>
戦後の闇文化やジャズ文化を中心に、五木作品の異質性やピエ・ノワール(引揚者)の系譜について、まさにジャズのように縦横無尽に語り合います。
注)マイク・モラスキー氏は早稲田大学国際教養学部教授、専攻は日本文化研究・ジャズ研究。

【著者プロフィール】
五木寛之(いつき ひろゆき)
1932年(昭和7年)9月福岡県生まれ。52年早稲田大学ロシア文学科入学。
57年中退後、PR誌編集者などを経て、66年『さらば モスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、
67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門』(筑豊篇ほか)で第10回吉川英治文学賞を受賞。
著書は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』など多数。

【書籍データ➀】
『五木寛之セレクションII【音楽小説名作集】』

⑴著者:五木 寛之
⑵定価:1,980円(税込)
⑶判型:四六判(396頁)
⑷発行:東京書籍株式会社
詳細はこちら 

67年「蒼ざめた馬を見よ」収録!

第1巻目は【国際ミステリー集】として、直木賞受賞作『蒼ざめた馬を見よ』をはじめ、現代のロシア問題、日韓の文化問題に迫る驚愕のミステリー3篇を収録。巻末には、佐藤優との対談解説を掲載(50頁)。

【書籍データ➁】
『五木寛之セレクションⅠ【国際ミステリー集】』
⑴著者:五木 寛之
⑵定価:1,980円(税込)
⑶判型:四六判(368頁)
⑷発行:東京書籍株式会社

この記事と画像の出典:東京書籍㈱ 公式サイト

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