家電専門店「ノジマ」の80歳以上雇用継続者第1号である81歳 熊谷恵美子さんの初著書が話題です。
人生100年時代を元気に生きるヒントがたくさん詰まった本書の内容をご紹介します。
従業員の定年を65歳からなんと80歳へ大幅に引き上げた企業が現われ、話題になっています。 大手家電量販店の株式会社ノジマが7月末に発表した新しい人事制度ですが、 同社は「シニアの豊富な経験や能力を活用したい」「働くシニアを応援していきたい」と話しています(人事総務部)。 人生1...
「現役で働き続けたい」と声を上げて、80歳以上雇用継続者の第1号に
熊谷恵美子さんは、週4日、家電専門店ノジマの店頭にて品出しや接客業をこなす81歳。
10代の頃から携わる接客業は天職といい、自身が「現役で働き続けたい」と声を上げたことで、家電専門店「ノジマ」の80歳以上雇用継続者第1号として69歳から12年間バリバリと働いていらっしゃいます。
2021年4月から「改正高年齢者雇用安定法(70歳就業法)」が施行され、70歳までの就業機会の確保が努力義務となりました。しかし、コロナ禍での不景気も相まって定年延長している企業はまだまだ少ないのが現状です。 ここでは、実際に定年延長を発表している企業をまとめてみました。 ⇒【4月...
夫の介護をしていた7年間は、「仕事に行くことで気分転換になるから」と周囲の助けを得ながら勤務を続け、「仕事は最高の脳トレ」「夫もうるさい親戚も、みんないなくなって、好きなことができる今が一番幸せ」と語る熊谷恵美子さん。
【熊谷恵美子さんのコメント】
「喜んでもらえてよかった!」という人とのキャッチボールが毎日を楽しくする原点です。
『81歳の家電売り場店員。接客は天職です』
【目次】
1章 人に喜ばれて、元気をもらえるから、接客は楽しい。
2章 子どもの頃から働き通し。つくづく思う「継続は力なり」
3章 元気に生きるには、仕事や趣味を持ち、人と関わる
4章 目標は生涯現役。できる限り仕事を続けたい
5章 「禍福はあざなえる縄のごとし」。すべてが自分の時間の、いまが一番幸せ
⇒最年長?! 94歳シニアYouTuberの番組『最強ばあちゃんときどき玄孫』が急上昇!元気な高齢女性に癒されるわけ
趣味は週1回のボウリング
夫が亡くなった後は、「自由時間ができた」と、若い頃からやってみたかったボウリングを75歳で始め、週1回のリーグ戦でストライクを取ることがストレス解消法。
さらに生涯現役でいるため、小さなトランポリン「ツイストキューブ」や「シックスパッド フットフィット」を使って、足腰を鍛えています。
熊谷恵美子さんは、「人生100年時代を元気に生きるには、仕事や趣味をもち人と関わることが大事」と「目指せ!生涯現役」を実践しています。
⇨【高齢者の生きがい】「仕事に打ち込んでいる」「孫など家族との団らん」男女別で異なる誰と過ごす時間に生きがいを感じる?
【本書より】
80年も生きていれば、人間何かしら得意なことがあるもの。
それを生かして仕事ができているのは本当に幸せなこと。
同年代のお客様の気持ちがわかるのが私の強みなので、気持ちをつかみやすく、波長が合う同年代のお客様を中心にゆっくりと丁寧に接客するように心掛けています。
日本はこれからますます高齢者のお客様が増えていくわけですから、接客販売に関わるシニア層がもっと増えてもいいのではないでしょうか。
新刊本『81歳の家電売り場店員。接客は天職です』詳細
【シニアにおすすめの新刊本】
■書名:『81歳の家電売り場店員。接客は天職です』
■著者:熊谷恵美子
■発売日:2023年3月16日
■価格等:1,540円(税込)
■発行:株式会社KADOKAWA
■購入はこちらから
⇨【読書の秋におすすめ】高齢者(シニア)に読んで欲しい本・書籍まとめ
85歳で今も現役の漫画家・エッセイストの東海林(しょうじ)さだおさん。 今年に入ってからリリースしたエッセイ集の評判が上々です。 「久しぶりにおなかを抱えて大笑いした」というレビューも見かけます。 シニア世代の東海林さんがユーモアたっぷりに語った「老い」や「死」「好奇心」とはいかに...