【若者だけでない】シニアにも人気!アレンジできる「令和のシェアハウス活用法」とは

ここ数年で一気に増加したシェアハウス。複数の人で一つの住居に住むという性質から一般的な賃貸住宅よりも安いため、居住者は10代後半や20代が主流の「若い世代の住まい」というイメージが強いかと思います。

しかし、今シェアハウスに住む人は実にさまざま。ただ安いから住むだけではありません。住む人それぞれが思い描くライフスタイルを叶えられる住まい。それが令和時代のシェアハウスと言えます。

そこで今回は、多様なライフスタイルを叶える住まい方を発信している「おとなの住む旅」の独自調査でわかった「令和のシェアハウス事例」をご紹介します。

シニアも!令和時代のシェアハウスは老若男女が利用

元気な60歳以上のシングル女性専用のシェアハウス(東京都・西東京市)

冒頭でもお伝えしたように「シェアハウス=若年層」というイメージが強いですが、近年そうとは言い切れなくなってきました。その最たる例がシニア層向けシェアハウスの誕生です。60歳を機に新たな人生・ライフスタイルを構築しようと動き出すシニアがここ数年で増えています。よく耳にする「セカンドキャリア」は、これまで培った経験を活かして新たなキャリア形成をすることですが、その一方で今までに経験しなかったことを新たに始めたいというシニアは多いのです。

→セカンドキャリアで人生を謳歌!【東京セカンドキャリア塾 卒業生インタビュー】

こういった傾向は住まいに対する考え方でも見受けられます。単身シニアが新たな仲間を求めたり、気分転換できる住まいとして新しく家を借りたりする動きがあるのです。こういった背景から生まれたのがシニア層向けシェアハウスなのです。

このようにシェアハウスは年齢層が広がっただけでなく、住む目的も人それぞれ。どういった住まい方をしているのか見ていきましょう。

令和のシェアハウス事例1:二地域居住(デュアルライフ)

人気バラエティ番組『マツコ会議』でも取り上げられたライフスタイルが二地域居住(デュアルライフ)です。拠点を二つに構えることでメリハリある暮らしができるというもの。平日は都心で暮らし、週末は郊外の家で自然を楽しみながらのんびりと暮らす。逆のケースもあります。暮らしだけでなく自分の気持ちも切り替えるために拠点を二つ構えるライフスタイルなのです。手頃な賃料のシェアハウスは手が出しやすいことから、二拠点目の住まいとして選ぶ方が増えています。

→【おとなの住む旅】二地域居住を実践する体験者の声

令和のシェアハウス事例2:短期滞在・トライアルステイ

「移住したいけどいきなり場所を変えるのは不安」
「移住先候補地が本当に良いのか確認したい」

そんあふうに思っている人が始めるのが短期滞在・トライアルステイです。期間限定で移住先や住みたかった街に住むことで、その街の様子を知ることができます。このような期間限定で暮らしたい方向けのプランを用意しているシェアハウスもあるのです。

令和のシェアハウス事例3:ワーケーション

短期滞在・トライアルステイよりも短いものの一定期間滞在する場合にもシェアハウスは使われています。それがワーケーションです。

ワーケーションとは旅行を楽しみながら仕事をするというもの。平日は普段通りに滞在先で仕事をして、合間や休日に観光をするといったスタイル。ワーケーションはフリーランス(個人事業主)に人気のライフスタイルです。フリーランスだけでなく、テレワークだけど長期休暇が取れない会社員なども実践しています。

→東京都が起業を夢みるシニア世代を応援!?詳しく見る

令和のシェアハウス事例4:就職活動

地方出身者が都心の企業で就職活動をする場合の仮住まいとしてシェアハウスに住むケースも増えてきました。行き来に時間がかかるならシェアハウスに住んで時間を有効活用でき、就職活動に集中できます。最近ではオンライン面接も普及していますが、就職後に住む街を知るためにシェアハウスに住む人もいるようです。

若者からシニアまで、令和時代のシェアハウスは自分次第でアレンジ可能

シェアハウスは一つ屋根の下に暮らす住まい方であることから、居住者は同じような境遇や思考の人が集まりやすい住まい、いわゆるコミュニティ化していると考える人もいると思います。しかし、ご紹介したように令和時代のシェアハウス活用法は十人十色。全てのコミュニティ意識が強いわけではないので、コミュニティが苦手な人でも気軽に利用することができます。

また、年齢層も幅広くなってきました。もう令和ではシェアハウスは若者だけの住まいではないのです。元気なアクティブシニアも利用できる時代になったと言えます。

このような時流を汲み取ってそれぞれの要望に応じた仕様・契約などが増えてきているシェアハウス。今後シェアハウスの幅もますます広がっていきそうですね。

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