11月22日は「いい夫婦の日」。人生のパートナーとは歳を重ねても仲良くいたいものですが、長年一緒にいるシニア夫婦は仲良くできているのでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスにある「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~79 歳の既婚男女 600 名を対象に「シニアの夫婦関係と生活に関する意識調査 2022」WEBアンケートを実施。シニア夫婦の関係性やリアルな声を見ていきましょう。
シニア夫婦の仲はいかに!? 50代~70代の夫婦関係の満足度を調査
はじめに、夫婦関係の満足度を聞いてみると全体平均は68.0%でした。性年代別に見ても満足している人が多いですが、50代女性・60代男性の満足度がやや低く、70代男女の満足度が高いことがわかりました。
シニア夫婦はどれくらいの時間を過ごす? 一緒にいる時に何をしている?
実際に1日のうちどれくらいの時間を一緒に過ごしているのでしょうか。休日に絞って見たところ、夫婦が一緒にいる時間は休日で平均7.2時間、それに対して仲良し夫婦8.2時間と1時間長く、不仲夫婦の3.9時間と比較すると2倍以上となっています。
※仲良し夫婦:「配偶者との関係」について「満足」「やや満足」と回答した人
不仲夫婦:「配偶者との関係」について「あまり満足していない」「満足していない」と回答した人
では、シニア夫婦は一緒にいる時は何をしているのでしょうか。夫婦一緒に行っていることベスト3は、「できるだけ一緒に食事をする」「テレビを見る」「買い物に行く」。仲良し夫婦の割合が高いのは「一緒に散歩」「一緒の趣味」「一緒に入浴」などでした。
→自宅でできる!【高齢者におすすめのエクササイズ3選】はこちら
シニア夫婦の仲は健康と密接に関係している!?
シニア夫婦にとって心配事の一つが健康面。夫婦の健康は夫婦仲に影響を与えるのでしょうか。シニア夫婦に健康と夫婦仲について聞いてみると、夫婦ともに健康な人の約8割が仲良し夫婦と判明しました。両方健康でない夫婦と比べると、その差は約30%! 健康な夫婦ほど仲良し夫婦の割合が高いことがわかります。
お互い健康でいるのが一番! シニア夫婦はお互いの健康のために何をしているのでしょうか。すると、「干渉しないようにする」「なるべく会話をする」が同率1位、次いで多かったのが「健康診断結果を確認する」「顔色や体の様子を確認する」など、相手の体調を確認することでした。
では、配偶者の具合が悪い時の接し方はどうなのでしょうか。仲良し夫婦ほど、具合の悪い時に「配偶者がよくしてくれる」と回答しています。相手を思いやる気持ちが夫婦仲につながっていることがわかりますね。
自身が体調が悪い時の配偶者の対応について質問すると、配偶者に対して感謝した対応を聞くと「体調に合わせた料理を作ってくれること」「家事をしてくれること」「気遣いの言葉をかけてくれること」などと回答。一方カチンときたことについて聞くと、「脂っこい食事を出された」「自分の食事の心配しかしない」など食に関することや、「自分の行動を変えない」「心配してくれない」「非難される」など自分に対して配慮がないことに対する不満が見られました。
シニア夫婦は「健康=仲良し」
今回の調査ではシニア夫婦の仲の良さと健康が深くつながっていることがわかりました。「ハルメク 生きかた上手研究所」が過去に実施した「シニア女性の幸福度調査」でも健康と幸福度の関わりが密接であることが示されています。自身の幸福度も夫婦仲も良くなるなら健康づくりをしない手はありません。
より人生を楽しむためにも、まだ健康づくりを意識していないシニアは、少しずつ健康づくりを始めてみてはいかがでしょうか。
▼シニアと健康に関わる記事はこちら▼
いま登録者数をぐんぐん伸ばしているのが、“ストレッチ系YouTuber(ユーチューバー)”の理学療法士・オガトレさんです〈チャンネル登録者112万人、総再生回数1億7300万回超〉。 特に支持されているのが「タオルを使うと簡単にできるストレッチ」。 タオル1本、1回たった30秒で、むくみ...
高齢化社会において、もっとも重要な課題の一つである「フレイル」。その「フレイル予防」を目的とした高齢者外出付き添いサポート『ミンサポ』がスタートしました。 どんなサービスなのか内容をご紹介します。 ⇒【親の健康】介護になった時のことを考えているのは10%未満!「親の健康」に対する意...