コロナ禍ではテレワークの普及によって都心近くに住む必要がなくなって郊外に引っ越したり、デュアルライフと呼ばれる二地域居住やマルチハビテーションに移行したりする人が増えました。そういった人たちの中には新たに農業を始めた人も多いようです。
その中でも人気なのが半農半X。農業を営みながら、本業や自分のやりたいこと等に携わるライフスタイルです。このライフスタイルは現役世代だけでなく、これからの時代を生きる高齢者にもピッタリ。実際に半農半Xを高齢者支援の一つとして取り入れているNPOなどが増えているからです。
とはいえ、いきなり半農半Xに移行するのは勇気がいる人も多いはず。「興味はある、でもまずはどんなものか知りたい…」そう思う人は、まずは予備知識としてオンライン講座や農業体験に参加するのがおすすめです。
→『半農半X(はんのうはんエックス)』とは?|高齢者に分かりやすく解説
半農半X体験できる! オンライン&現地体験できるプログラムとは
全国から厳選した5地域で半農半Xを学ぶ「複業村の農X」
(株)The CAMPus BASE(ザ·キャンパス·ベース)は小さな農地でも収益性の高い農業を学ぶ“コンパクト農家”専門の育成講座「コンパクト農ライフ塾」を主宰しています。同塾では今の仕事を続けたまま田舎暮らしをしたかったり、農業を副業として始めたかったりする人に向けたプログラムを用意しています。
8月17日(水)より申込み(開講は10月7日(金))を開始した「複業村の農X」は、農村で小商いと暮らしをつくる術を学ぶ実践型研修プログラム。オンライン講座と現地での研修で半農半Xを体験できます。
今回実施するのは全国5地域の自治体・企業・農家。全国約500名の農家と出会ってきたThe CAMPusが、日本で最も複業に向いてる5カ所をピックアップしました。
①石川県能登町『山と海と里が響き合う 自然と人が調和するまち』
②京都府亀岡市『京野菜の一大生産地のトカイナカ』
③大阪府豊能町『大阪中心地から40分で行ける豊かな農村』
④香川県三豊市『今、日本で最もローカルスタートアップに向いたまち』
⑤福岡県うきは市『世代を超えて人々が共働し、共鳴できるまち』
各地域の魅力は「複業村の農X」特設サイトをご覧ください。
【「複業村の農X」概要】
●開催日時:2022年10月上旬より各地にてスタート。2023年2月上旬終了。
※地域によって開催日時が異なるため、詳細は複業村の農X公式HPをご覧ください。
●受講料:77,000円(税込)
●内容:
・コンパクト農ライフ塾 オリジナルアーカイブ講座 9講座
・地域別特別講座 3講座<10月上旬・11月下旬>
・地域別実地研修 14日間(3日間✖️4回・2日間✖️1回)<10月中旬〜2月初旬>
●2大特典:
今回プログラム参加者には、以下2点の特典を用意。
①宿泊費全額サポート
実地研修時に発生する宿泊代は全額補助。
※宿泊先の手配は主宰者側。
② 現地までの往復交通費 一部補助
実地研修時に発生する交通費「1回あたり上限18,000円(税込) × 5回 = 上限90,000円(税込)」を補助。
※研修時の通信費や飲食代は参加者負担。
●定員:
10名・各地域
●参加申込締切
2022年10月3日(月) 18:00
※定員に達した時点で、募集は終了。
二地域居住で人気のエリア「長野県伊那市」で半農半X「INASTA(イナスタ)」第5期生の募集開始
同じくThe CAMPus BASE(ザ・キャンパス・ベース)は、地方へ移住・半移住の希望者を対象とした田舎暮らしを成功に導く特別プログラム「INASTA(イナスタ)」第5期生の募集をスタート。オンライン講座を基本とした同プログラムは10月14日(金)から12月4日(日)の1.5ヶ月で移住・半移住×農ライフを実現することを目的にしています。
1.5ヶ月という短期間で、コンパクトな農業で成功されている豪華講師陣からノウハウを学べて、しかも現地で体験することからその地域で自分らしく自由に生きている先輩たちとたくさん出会うことができる、盛りだくさんの贅沢なプログラムです。
提携先の長野県伊那市で移住に向けたサポートを受けることも可能。伊那市は日本「住みたい田舎」ベストランキングにて「子育て世代にぴったりな田舎部門」2年連続全国第一位に選ばれる人気のまち。中央アルプスと南アルプスに囲まれたロケーションは豊かな自然と懐かしさを感じられます。東京まで約3時間、名古屋までは車で約2時間半、大阪まで約4時間と大都市へのアクセスも便利な地です。
長野は二地域居住の拠点としても人気のエリア。長野での二地域居住を検討しているアクティブシニアも参加してみてはいかがでしょうか。
【INASTA – 田舎暮らしスタートアップ応援プログラム -概要】
●開催日時:10月14日(金)〜12月4日(日)
※スケジュールの詳細は公式HPの確認を。
●参加方法:オンライン(実地研修を除く)で実施。詳細は本申込み完了後、メールにてお送りいたします。
●受講料:77,000円(税込)
※受講料には全講座、実地研修費(飲食費、宿泊費)を含む。実地研修交通費・通信費は含まれない。
●内容:
・コンパクト農ライフ塾 第13期 アーカイブコース 9講座
・INASTA in 伊那市 特別講座 1講座×5日間=5講座
・実地研修 1泊2日
・移住に関する受講後のアフターフォロー制度
(農家見学や研修先農家のマッチング、居住物件・農地探し、学校見学などのコーディネートサポート等)
●定員:10名
●参加資格:
・全講座ならびに実地研修の全日程に原則参加が出来る人
・将来、移住・半移住を検討している人
・エントリーフォームに回答できる人
※エントリーフォーム提出者から順に主宰による公平な審査を行い、本申し込みの案内へ。なお、参加基準に満たないと判断した場合は、断る可能性あり。定員に達した時点で、募集終。
●参加申込締切:
2022年10月13日(木) 18:00
※定員に達した時点で、募集終了。
●受講申込方法・無料オンライン説明会/座談会&移住相談会
受講申込は「INASTA」特設ページより受付中
「無料オンライン説明会・座談会&移住相談会」申し込みはこちらから
●オンライン説明会開催日時:
①9月3日(土) 20:00~21:30
②9月16日(金) 20:00~21:30
③いつでも視聴可能な説明会動画を用意。
●卒業生との座談会&移住相談会:
①9月8日(木)20:00~21:00
②9月22日(木)20:00~21:00
③10月8日(土)9:00~10:00
農業を始めたい人はもちろん、自然を感じるエリアで二地域居住や移住したい人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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日本航空(JAL)が今夏、農作業をしながら地元住民と交流し地方のリアルな暮らしが体験できるという短期滞在型(約2週間)の国内ワーキングホリデーを開始します。 二地域居住のプチ体験ができるとあって、二地域居住や移住を検討している人たちには格好の機会と言えそうです。 「JALふるさと...
総務省の調査(※)によると、高齢者(65歳以上)の「趣味・娯楽」の一番人気は「園芸・庭いじり・ガーデニング」(2016年)。特に女性の愛好家が多いようです。(※)出典:https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1035.html 家庭で野菜などを育てるこ...