コロナ禍の外出自粛で一気に普及した宅トレ(自宅で筋力トレーニングやストレッチなど体づくりをすること)。その中でも楽しく体を動かせるダンスは、年齢問わず人気があります。近年、ダンスは高齢者にも浸透し、高齢者向けダンス教室やユーチューバーによる高齢者向けダンス動画が続々生まれています。また、新たな趣味としてダンスを始める人も多いようです。
そんなダンス人気に着目した厚生労働省は、この度、高齢者向け健康づくりにダンスを取り入れると発表。そのダンスがなんと、HIPHOPダンスとのこと! 一体どのようなプロジェクトなのでしょうか。
高齢者の健康づくりにHIPHOPダンス!EXILE TETSUYAが健康クリエイター就任
厚生労働省は、今年度よりHIPHOPダンスによる高齢者の健康づくりを行うと発表。それが「健康一番プロジェクト」です。HIPHOPダンスによる高齢者の健康づくりの普及などを通じて、体を動かすことによる健康の維持・増進の重要性に関する意識の向上を目指します。そこで、人気アーティストグループ・EXILEのTETSUYA(土田哲也)氏を“健康クリエイター”に委嘱。TETSUYA氏は高齢者へのダンスのアプローチは初めてなものの、現在はダンスを健康維持のためにフィットネスの形でプロデュースなどしています。
健康一番プロジェクトでは、健康づくりに係るイベント等を通じた広報活動を行います。今回の取り組みをはじめ、体を動かすことや日々の生活習慣が健康についてどのような影響や効果があるのかデータ収集・検証・分析・効果検証等の調査を実施します。
昨今のコロナ禍から健康への関心が高まっていることを受け、健康に対する啓蒙活動が盛んになりつつあります。昨年は肝炎対策に加え、その他の健康行政における課題についても啓発活動を行うために俳優・杉良太郎氏が健康行政特別参与に就任しています。
高齢者にとってのダンスのメリットは?
“健康クリエイター”委嘱状交付式に登壇した杉健康行政特別参与は、ダンスについてこうコメント。「ダンスは他の運動とは違い、音楽に合わせて細かい筋肉を使って体全身を動かすことができます。また人前に立って踊ることによる高揚感や1つのダンスをチームで完成させる達成感なども味わうことができ、精神の健康にも繋がります。」
ダンスは心身の健康維持に好適であることに加え、認知症予防としても注目されています。このようにダンスは高齢者にとってもメリットが多いのです。「健康一番プロジェクト」の今後の取り組みが楽しみですね。
ダンスを始める前に、高齢者にオススメの運動
「ダンスを始めたいけど、普段運動をしていないから心配…」という人は、少しずつ体を動かすことを習慣にしていきましょう。オンライン普及によって、自宅にいながら運動できるサービスもどんどん登場しています。2021年4月1日には、コロナ禍でなかなか会えない祖父母とオンラインで一緒にフィットネスができるオンラインフィットネス『いえフィット』が始まりました。一人では続かないけど、家族と一緒なら続けられそうという人にはオススメです。
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こういったサービスの活用や、散歩がてらにウォーキングをするなど、無理のない範囲で楽しみながら体を動かしてみてください。