第二の人生を楽しもうと前向きに考えるシニア世代は、どのように過ごそうと考えているのでしょうか。
willbeシニア総合研究所(所長:残間里江子、東京都)は、シニア世代の会員制コミュニティ「クラブ・ウィルビー」(http://www.club-willbe.jp)のメンバーを対象に、『この先の人生をどのように過ごしたいですか? 』という自由記述形式のアンケートを実施。シニア世代のリアルな声が浮き彫りになりました。
※以下は、353人(40-83歳の男性130人、同女性223人)から得た自由記述回答の内容を分類、分析したものです(アンケート実施日:2017年12月~翌年1月)。
シニア世代が充実させたいのは「プライベート」!
自由記述の内容を分類したところ、17項目の内容でそれぞれ複数の記述が見られました。これらはさらに分けると「プライベート」「仕事」「社会貢献」「健康」「家族」「友人」「自立」「不明」の8つに分けることができます。
最も多かった「プライベート」では、38%の人が記述した「A.趣味や旅行」と回答。記述回答を見てみると、約80種類の活動がありました。
さらにそれらを関連のある項目ごとに分けたところ、「旅行」「音楽演奏」「室内活動」「屋外活動」「スポーツ」「芸術鑑賞」「日本文化」「その他」の8つに大きく分類できました。これらを示したのが、下図(「A.趣味や旅行」の内容)です。
この中で一番多かったのが、A.に該当する人の3分の1以上が書いている「旅行」に関する記述です。なかでも「元気なうちに海外旅行を楽しみたい」と海外旅行に前向きな回答が多く見受けられました。同回答者の多くが海外旅行経験者であることが読み取れました。
次いで人気があるのは「合唱やコーラス」。また、「歌唱」を加えると、歌を唄うことを趣味としている人は、回答者全体の5%弱になります。シニア世代で「歌唱」が人気のある趣味のようです。
「スポーツ」の分類項目で最も多かったのは「ダンス」でした。しかし、この回答者のなかには男性は不在でしたが、54歳〜77歳と年齢層が幅広いことがわかります(平均年齢64.5歳)。
上記からわかるのは「プライベート」の活動が多様化しているということ。プライベートを自分なりに楽しむ、もしくは楽しもうとするシニアが増えていることがわかりました。
※willbeシニア総合研究所(所長:残間里江子、東京都)は、シニア世代の会員制コミュニティ「クラブ・ウィルビー」アンケート調査より