
シニア世代に人気のスポーツといえば、「登山・ハイキング」が今や定番です。
〝普段行っているスポーツ〟のランキングによると、60~74歳ではなんと第2位、75歳以上でも第3位につけています。
(出典は総務省。なお、第1位はウォーキング)
さて、登山家・滝澤 圭一郎が綴る「シリーズ 山と共に」。
今号は、古来より山岳信仰の山として知られる「大山」への参詣の旅をご紹介します。
【シリーズ 山と共に】<第18章> 山岳信仰の「大山」へ健康を祈る旅
写真・文/登山家 滝澤 圭一郎
1975年、長野県上田市に生まれる。毎月、全国の山々に挑んでいる。月に100キロ以上走り込み、トレーニングを欠かさない。マラソンランナーでもある。㈱イチイ 秋葉原店・巣鴨店店長としても多忙な日々を送る。
2千年の歴史刻む「阿夫利神社」に参詣

美しい大山の全景
私が先週、今年初めて登ってきた山が、ピラミッド型の美しい姿を誇る「大山(おおやま)」〈標高1252m、神奈川県伊勢原市〉。
古来より、山岳信仰で全国に知られている山です。

阿夫利神社
山の中腹には、有名な「阿夫利(あふり)神社」(紀元前97年ごろに創建)があります。
今年1年、とにかく健康でいられることを祈ってきました。

阿夫利神社の鳥居
関東平野を一望、山頂からの眺望に浸る

山頂の標識
小田急線伊勢原駅からバスに乗り、ケーブルカーを乗り継げば、あっという間に阿夫利神社に到着してしまいます。
そこから本社のある山頂までは、急な登山道を登ること90分。
関東平野が一望できる山頂へとたどり着きました。

関東平野が一望できる山頂からの絶景
晴れていたら、新宿の高層ビル街も見渡せるほどのすばらしい眺めです。
そして、富士山をとても大きく綺麗に見ることができました。

目の前に迫る富士山の大きさに驚かされる
都心に近く、普段着で絶景と出合える

ヤビツ峠(標高761m)の看板
今回私は、秦野駅から「ヤビツ峠」を経由して山頂まで行きました。
とても気持ちの良いお気に入りのトレーニングコースです。
登るルートはたくさんありますので、いろいろなコースからチャレンジしてみると良いでしょう。
都心から近いうえに、ケーブルカーを利用すれば、普段着のままで絶景と出合うことのできる「大山」。
コロナ禍が落ち着きましたら、出かけてみてはいかがですか。
<つづく>
⇒マツコも羨むライフスタイル「デュアラー」(二拠点生活者)ってどんな暮らし?
🔻関連記事