コロナウィルス感染拡大防止に伴い、外出自粛が広がっています。それに伴い、自主的に休業をする通所介護事業者が相次ぎ、デイサービスに通えずに在宅介護を余儀なくされる高齢者が出ている状況です。そのような現状下においても高齢者が自宅で運動ができればと思い、高齢者ができる運動プログラムについてご紹介しました。(→「デイサービス」とは?)
コロナウイルス感染拡大の影響はあらゆる現場に影響を及ぼしていますが、介護現場も大きな影響を受けています。 ※コロナウイルス関連の記事はこちら そういった状況下において不安になるのが、シニアの健康面です。自宅でも、通常デイサービスで行っているような運動ができるのが理想的。こういった...
人と会う機会が減り、会話する機会が減ることで心配になるのが認知症の悪化、いわゆるボケではないでしょうか。そういった不安がある方にご紹介したいのが塗り絵です。近年「大人の塗り絵」と呼ばれるような塗り絵本が数多く発売されています。そこで今回は塗り絵についてご紹介します。
塗り絵の効果とは?
塗り絵と聞くと子どもの遊びのイメージが大きいと思いますが、塗り絵は高齢者のボケ防止も期待できるとして、最近では高齢者のレクリエーションとして取り入れられています。なぜそこまで注目されているかというと、次のような効果があるからです。
・脳が活性化される
塗り絵は手指を動かします。この動作によって前頭葉・後頭葉・頭頂葉・側頭葉の脳全体が活性化されるそうです。また、塗り絵の絵柄を見ることで「これは四角だ」と形を認識したり、「ここは何色を使おう」と使う色や、どこから塗り始めるかなども考えたりすることも脳の活性化につながります。
・集中して無心になることでリラックス効果が期待できる
何かに集中して無心になることは、瞑想と同様の状態になるようです。瞑想状態になると自然と呼吸が整うので、自律神経のバランスを整える効果があるといわれています。
・色を多用することからカラーセラピー効果が期待できる
塗り絵にはセラピー効果があるといわれいてます。不思議なことに、塗り絵をすると自然と自律神経を整えるための色を選ぶそうです。もし暖色系を選ぶ場合は無意識に心身ともに元気になろうとしている、寒色系を選ぶ場合は穏やかになろうとしているようです。
外出自粛でも無償で手に入る塗り絵も!
最近ではさまざまな塗り絵が本屋さんに並んでいます。しかし不要不急の外出自粛の現在、本屋さんに行くのも難しい状況です。そういった現状でも楽しめる時間をインターネットで無料でダウンロードできる塗り絵があるのをご存知ですか?
外出自粛の状況のもと、日本あんこ協会は、2020年3月31日(火)より自宅で楽しめる塗り絵の無料提供を開始致しました。
出典:PRTIMES
この他にも「もくもくん」など無料で塗り絵がダウンロードできるWEBサイトもあります。こういったサイトを活かしてみてはいかがでしょうか。
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