手作り小物の作り方などが評判のYouTubeチャンネル「Diy Soho手作り倉庫」がこのところ急上昇し、注目を集めています。
社交ダンスのドレス等の製作会社(愛知県)を手がける吉田 三世さん(73歳)が2016年に始めたチャンネルで、現在登録者が23万6千人(10/3)にまで達しているのです。
その人気を呼んでいる秘密と自身初のエッセイの出版など、最近の話題について紹介します。
23.6万人登録の人気チャンネルの秘密
73歳のシニアYouTuber吉田 三世(みよ)さん。本業は社交ダンスのドレス作りで、手作り歴のキャリアは60年以上にも及びます。
しかし、コロナ禍では社交ダンスの競技会が一切中止となり、注文が途絶え、収入がゼロになりました。
その頃、メルカリで大島紬が格安で販売されているのを見つけ、購入して着物リメイクをスタート。
それを動画で投稿したところ、たちまち人気になったのです。
着物の幅を生かしてなるべく裁断せずにと考えたデザインと、オートクチュールのドレス作りで培ったセンスが、これまでの着物リメイクとは一線を画しているところなどに人気の秘密があります。
そして、ついには72歳でNHKカルチャー名古屋教室で講師デビューも果たしました。
「100歳まで、あと27年もある。明日、何があるかわからないから、面白い。人生まだまだ、これからよ」と吉田さん。
△ 大島紬をリメイクしたコート
その前向きでパワフルな生き方・考え方は、シニア層から若い世代まで多くの人たちから熱く支持されています。
🔽YouTubeチャンネル「Diy Soho 手作り倉庫」
『人生まだまだ、これからよ 七転び八起き』発刊!
そんな吉田三世さんはこのほど、自身初のエッセイをリリースしました。
9月28日に㈱KADOKAWAから発刊した『70歳で始めた着物リメイク、72歳で講師デビュー 人生まだまだ、これからよ 七転び八起き』。
エッセイの刊行を機に、吉田さんはこう話しています。
【吉田三世さんコメント】
「なにもしなくていいから」「重い荷物を持つよ」と、これまでやってきたことを奪われるのもゴメンです。
高齢者にこのような言葉をかけるのはやさしさからだとはわかっています。
でも、私たちは、自分が動いて役に立つことに喜びを感じます。
体を動かすことはエクササイズ、重い荷物を持つことは筋トレをしているようなものです。
家事は段取りを考えるので頭を使います。
日々の暮らしで「なにかをする」のが良いのだと思います。
私は今73歳ですが、おまけの人生なんて思わず、これからも毎日一生懸命、自分の道を歩んでいきます。
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40歳過ぎ、舞台衣装製作会社を設立
【プロフィール】
吉田 三世(よしだ みよ)1950年生まれ。
手作り歴60年余り。40歳を過ぎてから、社交ダンスやオペラの舞台衣装等の製作会社を設立し、現在に至る。
2016年、子どもの頃から親しんできた手芸全般を孫世代に向けて残しておこうと考え、YouTubeへの動画投稿を開始。
2020年頃から着物のリメイクを積極的に始め、2023年4月にはNHKカルチャー名古屋教室で着物リメイクの講師デビューを果たす。
【書籍データ】
⑴書名:「70歳で始めた着物リメイク、72歳で講師デビュー 人生まだまだ、これからよ 七転び八起き」
⑵著者:吉田三世
⑶定価:1,540円(本体1,400円+税)
⑷判型:四六判(192ページ)
⑸発売:2023年9月28日
⑹発行:株式会社KADOKAWA
❑詳細はこちら
この記事と画像の出典:㈱KADOKAWA 公式サイト、YouTubeチャンネル「Diy Soho手作り倉庫」
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