アメリカで日本語情報誌を発行するライトハウス(Lighthouse、本社:ロサンゼルス)は11月30日・12月1日の2日間、『日本への本帰国準備&2拠点生活を考えるフェア』(セミナー)をオンラインで開催します。
対象は広く海外在住の日本人で、帰国を望むシニア層に関心の高い、日本の医療・介護や住宅などの情報提供を柱としたものです。
現在、帰国後の受け皿となる日本のシニア向け住宅・施設の事業者にも参加を呼びかけています。
リタイア後に帰国する高齢者たちの想い
海外で暮らす日本人は130万人に上ると言われますが、なかでもシニア世代はここ数年、リタイア後に日本へ帰国するケースが増えてきました。
年を重ねるにつれて、和食や日本の高いホスピタリティーなどへの郷愁が強まるからでしょうか。
いま急速な円安ドル高の下、日本の物価が相対的に安くなったことも追い風となっています。
➊「日本への本帰国準備&2拠点生活を考えるフェア」概要
⑴日 程:2023年11月30日(木)、12月1日(金) 11:00~14:00(日本時間、オンラインで開催)
⑵視聴者:アメリカを中心に、海外在住の日本人〈主にシニア世代〉
➋本セミナーはここに注目!
1.駐在者ではなく、永住帰国するシニアが対象
本セミナーの対象は、海外での短期滞在を経て帰国する駐在員ではなく、日本への永住帰国を視野に入れたシニア世代です。
2.日本のシニア向け住宅・施設に高い関心
シニア向けの住宅・施設や医療・介護への関心が高く、日本の質の高いサービス、日本語で受けられるサポートなどに注目が集まっています。
3.住宅・介護施設にとって海外シニアは優良顧客
日本の住宅・介護施設にとって、帰国するシニアは潜在的な顧客層です。
日本より高い賃金水準や円安ドル高の影響などで、優良な経済基盤をもつ人たちは少なくありません。
➌こんな海外シニアが参加する!
本セミナーの前回(今年6月開催)の参加者アンケート結果を紹介します。
〈参加者数:687世帯、参加者居住国:アメリカ(約93%)、日本、オーストラリア、カナダ、フランスなど〉
➀参加者の7割が50~60代
参加者の年代は「50代」37%、「60代」33%、「70代」14%、「40代」12%で、50~60代が7割でした。
➁帰国理由「日本の医療・介護を享受したい」
帰国を検討する理由は「海外では医療・介護費用が高額なこと」「日本語で医療・介護サービスを受けたい」「親族や友人が日本にいること」が回答の上位を占めた(複数回答)。
➂6割が「日本で生活したい」
今後予定している住まい方は「日本に完全帰国」25%、「日本に軸を置いた2拠点生活」19%、「海外に軸を置いた2拠点生活」19%で、全体の63%が日本での生活を予定。
➃4人に1人「3年以内に帰国したい」
予定している帰国の時期は「5~10年以内」25%が最も多く、「5年以内」16%、「2~3年以内」15%、「1年以内」11%で、全体の26%が3年以内の日本帰国を検討。
➄日本の生活は医療、食事などが魅力
日本で生活する場合に重視することは「公共交通機関の利便性」「医療機関」「食事」「介護施設」など(複数回答)。
⇒【米国在住の日本人シニアの声】帰国してキャリアを活かし仕事がしたい!
在米日本語メディア「ライトハウス」とは
本セミナーを主催するライトハウスは1989年の日本語情報誌発刊以降、アメリカで暮らす日本人に役立つ生活情報を発信。
ロサンゼルスなど西海岸の日本語メディアとしては情報量・広告数とも圧倒しています。
この記事と画像の出典:ライトハウス 公式サイト
◪当サイト「おとなの住む旅」ではシニア世代におすすめの住まいも紹介していますので、関心のある方は下記ボタンよりお問い合わせください。
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