8月といえばお盆休み。今年は帰省する人も多いのではないでしょうか。帰省したり親戚一同集まったりすると、考えなくてはいけないのがお盆玉です。ここ数年で少しずつ広まっているお盆玉ですが、今年は準備しているシニアも多いかと思います。
紙製品・化成品メーカーの株式会社マルアイは、20代から60代の男女4,812人を対象に「2023年お盆玉に関する実態調査」を実施。同調査から「お盆玉事情」を見ていきましょう。
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今夏孫に会うシニア必見!「お盆玉事情」を調査!
お盆玉の認知度について
最初に、お盆玉について知っているのかを質問。「知っている」が27.8%、「知らない」が72.2%でした。じわじわと広がっているとはいえ、まだ知らない人のほうが多いようです。
「知っている」と回答した人を年代別で見ると、最多は30代で22.0%、次いで多かったのが40代で20.7%。男女別で見ると女性が53.7%、男性が46.3%でした。
お盆玉の金額について
今夏、お盆玉をあげると回答した310名に「お盆玉を誰にいくらあげる予定か」と質問しました。すると、あげる相手は最多が「親戚の子ども」71.3%でした。次いで「自分の子ども」66.5%、「孫」64.2%という結果に。子どもにあげる割合が圧倒的に高いことがわかりました。それに対して、大人にあげる回答も。「親」52.9%や「祖父母」50.6%、「自分の兄弟姉妹」52.9%と一定数存在しています。
気になる金額ですが、相手が子どもでも大人でも最も多かったのが「1,000円から4,000円台」。一方で、「自分の子ども」に10,000円以上をあげると回答した人は2割強という結果に。他と比較するとやや多い結果となりました。
では、お盆玉の総額はいくらになるのでしょうか。新型コロナ5類移行によって今夏は親戚と会うシニアが増えるはず。お盆玉の総額が増えると思いきや、2022年と比較すると、「変わらない」が48.4%で最多、次いで「増やす」が34.8%という結果になりました。
2023年の夏休みはどのように過ごす?親戚とは集まる?
お盆玉とあわせて、20代〜60代以上の男女602人に、夏休みの動向調査を実施。「今年の夏休みはどのように過ごす予定か」の質問に対して最多の回答は「自宅でゆっくりする」が63.3%でした。次いで多かったのが「自宅近辺で外出する」。自宅または自宅周辺で過ごす人が多い一方で、「日帰りレジャーに出かける」「国内旅行に行く」や「親戚で集まる」など外出や人との交流も増加傾向にあります。久々に孫とゆっくり過ごすシニアも多いことが予想できます。
お盆玉とつながる「この夏、家族や親戚とのおつきあいで何をするか」の質問に対して、最多の回答は「何もしない」42.4%、次いで「会いに行く」23.1%でした。
昨年の調査結果と比較すると「会いに行く」が5.6%増。このことから、今年は家族や親戚と対面し、直接的な交流が増えることが明らかとなりました。「何かしら品物を手渡すもしくは送る」も、昨年の11.6%から1.9%増の13.5%、「お金を手渡すもしくは送る」が5.0%から2.8%増の7.8%という結果に。家族や親戚とのお付き合いで物を介したやりとりが増加傾向にあることがわかりました。
以上、「お盆玉事情」と「夏休みの動向調査」でした。お盆や夏休み期間中に子世帯と会うシニアの中でもお盆玉に悩んでいた人は多いはず。今回の記事が参考になりましたなら幸いです。
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