『トカイナカ』とは
『トカイナカ』とは、都会(トカイ)と田舎(イナカ)を掛け合わせた造語。
都会にある高い利便性と田舎ののんびりとした暮らしのどちらも両立できるようなエリア(都会と田舎の中間地点)のことを『トカイナカ』と呼ばれています。
一般的には都心から1〜1.5時間程度のエリアを指すことが多く、通勤も可能なので仕事を変えずとも気軽に住めることが特徴です。
経済アナリストの森永卓郎氏が都心から1時間半ほどの『トカイナカ(埼玉)』で生活していることでも話題となりました。
コロナ禍によるテレワークやワーケーションが普及したことで、移住先としても注目されている『トカイナカ』は、二地域居住や二拠点生活先の場所としても最適なエリアではないでしょうか。
それでは、『トカイナカ』とは具体的にどのエリアのことを指すのでしょうか?
ここでは、関東甲信静越地方にある『トカイナカ』の一例を下記に記載します。
【関東甲信静越地方にあるトカイナカの一例】
◯東京都・・・狛江市、稲城市、多摩市、立川市
◯神奈川県・・・川崎市(多摩区・高津区・麻生区)、鎌倉市、横須賀市、小田原市、三浦市
◯埼玉県・・・ときがわ町、小川町
◯千葉県・・・富津市金谷、匝瑳市、いすみ市、木更津市、成田市、鋸南町
◯茨城県・・・つくば市
◯栃木県・・・小山市
◯山梨県・・・大月市
○長野県・・・軽井沢町
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『トカイナカ』都道府県別の移住希望地ランキング
2002年から移住支援や情報提供を行っている認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」では、相談者やセミナー参加者を対象にした地方移住に関するアンケートを毎年実施。都道府県別の移住希望地ランキングを公表しています。
『トカイナカ』への移住希望地ランキングとも言えるデータ(2021年1月~12月の調査結果を集計)をご紹介します。
【都道府県別 移住希望地ランキング】
1位:静岡県
2位:福岡県
3位:山梨県
4位:長野県
5位:群馬県
6位:広島県
7位:宮城県
8位:岐阜県
9位:栃木県
10位:神奈川県
参照元:ふるさと回帰支援センター
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『トカイナカ』のメリット
『トカイナカ』に住むメリットとしては、下記4つが挙げられます。
①都会よりも地価が安く、住宅費用を抑えられる
②通勤可能な距離のため、仕事を変える必要がなく、新たに探す必要もない
③休みの日には海や山や川など豊かな自然を満喫できる環境
④自治体によっては補助してくれる制度あり
収入を減らすのではなく、支出を抑えること。また、仕事をしていない時間に自然に触れてリフレッシュできるといった点がメリットとして挙げられます。
完全な移住をする前に、二地域居住や二拠点生活をして期間限定でトライしてみるという選択もありではないでしょうか。
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