
最近、『家族じまい』という言葉を耳にしたことはありませんか?
これは、家族と円満に向き合いながら、自分らしい最期を迎える準備をしていく新しい考え方です。
年齢を重ねていく中で、家族との関係や役割を見直すことはとても大切なこと。
『家族じまい』とは何か、その意味や取り組み方について、わかりやすくご紹介します。
『家族じまい』とは
「家族と絶縁して交流を終了させる」だけではなく、無理に縁を切らずにお互いの生活や価値観の違いを尊重しながら、将来のことを考えておくことが大切です。
核家族化が進み、親と子が離れて暮らすことが当たり前の時代になりました。
親の介護や看取り、相続の問題など、年齢を重ねるとともに家族間で話し合うべきことも増えてきます。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、早めに備える方が増えてきています。
『家族じまい』でできること3選

②お墓や葬儀を決める:家族に負担をかけないためにも、生前から準備する方が増えています
③遺産や相続の話をする:誤解や争いを避けるためにも、あらかじめ意志を伝えておくことが大切

「エンディングノート」とは 自分に万一のことが起きたときに備えて、家族やまわりの人たちに伝えたいことを書き留めておくノートや手紙のことです。 記載する内容は、 ○自分のこと(好きなものや嫌いなもの、思い出など) ○資産について ○医療、介護について ○葬儀、お墓について ○相続...
『家族じまい』は、縁を切ることだけではなく、家族と円満に暮らしながら将来のために備える優しい行動です。
今のうちから少しずつ準備を進め、自分らしい人生の締めくくりを迎えましょう。

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