今年2月にスタートしたYouTubeチャンネル『最強ばあちゃんときどき玄孫(やしゃご)』が、シニア女性を中心に人気が急上昇しています。
94歳の「最強ばあちゃん」が畑仕事や料理などをこなす日常の風景を発信しているチャンネルですが、どこに魅力があるのでしょうか。
5世代が共演するYouTuber
この「最強ばあちゃんときどき玄孫」は、茨城県在住の何でも1人でこなす94歳の「最強ばあちゃん」と、子5人・孫7人・ひ孫5人・玄孫3人の5世代の大家族が共演する番組です。
主にファミリーのほっこりとした日常を発信しています。
畑仕事などの日常の姿に癒されるところに人気のワケがありそうです。
❑最強ばあちゃん 略歴
1928年12月生まれ。血液型はB型。 趣味は畑仕事(野菜作り)。好きな色は藤色。
19歳と24歳のひ孫が制作
このチャンネルを運営しているのは、19歳と24歳のひ孫の2人です。
おばあちゃんのYouTubeを始めた理由について、こう話しています。
『90歳を過ぎても畑仕事や料理をして、自立して暮らすばあちゃんのことを多くの人に見てほしかったんです』
『最初はこんなにチャンネル登録者が増えるとは思わず、ばあちゃんとの思い出を記録に残せるならと、ホームビデオのような感覚で始めました』
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元気の秘訣は働いて体を動かすこと!
視聴者からは「肌がピカピカで綺麗!」など、若々しさに驚くようなコメントもよく投稿されています。
元気でいられる秘訣と今後の目標について、最強ばあちゃんご自身はこう話しています。
『元気でいる秘訣は普通に働いて、体動かして、毎日雨が降らなければ畑、草取り。そして、好き嫌いなくなんでも食べることですね。
これからの目標は体が動く限り、畑。生きがいは、畑でいろいろ作ること。みんなに野菜をあげるのが楽しみです』
YouTuberのプロダクションに加入
そんな最強ばあちゃんは今秋、クリエイター支援事業の㈱BitStar(ビットスター、東京・渋谷区)が運営する「BitStar Production」に専属クリエイターとして加入しました。
このプロダクションには現在、300組以上のYouTuberやTikTokerなどが所属しています。
「最強ばあちゃんときどき玄孫」の訴求力は大きく高まることでしょう。
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視聴者の年齢層が幅広い!
同社の分析ツールのデータによると、「最強ばあちゃんときどき玄孫」の視聴者の年齢層は65歳以上が3割を上回り、男女別では女性が8割を超えています(10月25日時点)。
視聴者の年齢比率は13歳〜65歳以上にかけてピラミッド状に広がりを見せ、幅広い年齢層から視聴されていました。
そして、YouTubeのコメント欄には、次のような応援メッセージが続々と寄せられています。
この記事と画像の出典:㈱BitStar 公式サイト、YouTubeチャンネル「最強ばあちゃんときどき玄孫」
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