日本最大のフリマアプリ「メルカリ」は月間ユーザー数が約2000万人に上りますが、このところシニア世代の間でも利用が広がってきました。
最高齢のユーザーはなんと100歳とのこと。
シニアの皆さんは一体どんな品物を購入したり、出品したりしているのでしょうか。
最高齢のユーザーは100歳
㈱メルカリが今月発表した調査データの一つ「世代別に見た人気の“購入”カテゴリー」によると、すべての世代で購入数TOP3にランクインしたのが「キャラクターグッズ」や「アイドルグッズ」でした。
そして、シニアの70代以上では、「本・音楽・ゲーム」カテゴリーで人気№1だったのがなんと「K-POP」。
K-POPは10代、30代、50代でもTOP3に入るなど、世代を問わず幅広い層から支持されています。
メルカリのユーザーは韓流アイドルを応援する、いわゆる「推し活」を楽しんでいることが分かったのです。
最近の流行語「推し活」といえば、自分の好きなタレントやアイドル、キャラクターを応援する活動のこと。
アイドル等のファンが写真やグッズなど関連アイテムを収集する活動がブームを呼んでいますが、推し活は今やシニア層の女性の皆さんにも広がっているようです(メルカリのユーザーは女性が約8割と言われる)。
⇒「フリマ」とは|高齢者におすすめなフリマアプリなど分かりやすく解説
出品も「エンタメ・ホビー」が人気
一方、「世代別に見た人気の“出品”カテゴリー」によると、「エンタメ・ホビー」がすべての世代でランクインしています。
加えて、ハンドメイドパーツやインテリア小物など、おうち時間を楽しむためのアイテムが数多く出品されていました。
小さいサイズほど送料を抑えられることなども増えた理由のようです。
8割の人が物価上昇を実感
次にメルカリ利用者47,000人へのアンケート調査によると、「1年前と比較して物価の上昇を感じるか」と質問したところ、80.9%が物価の上昇を感じていることが分かりました。
そして、物価上昇への対策として、今後メルカリでの購入が増えると思う商品としては「服、書籍、おもちゃ・ホビー、レジャー関連」など、これまでも人気だった商品が多数挙がるなかで、特に「野菜」「果物」が7位、8位へと上昇したことがトピックスです。
値上げラッシュを乗り切る生活防衛策
さらに、産直品などを作り手から直接購入できるサービス「メルカリShops」では、最も購入されているのが「果物」でした。
2位に「菓子」、3位に「野菜」がランクインし、最近は生鮮を含む食品が購入される傾向があるのです。
このように物価上昇下のいま、農家などから新鮮かつ手頃な価格で直接購入したいというニーズが高まっています。
当面の値上げラッシュを乗り切る「生活防衛策」の一つとして、改めてメルカリが注目を集めそうです。
この記事と画像の出典:㈱メルカリ 公式サイト
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