近年、新しい旅行スタイルが生まれています。短期間のステイケーションや中長期滞在のワーケーションと、その人の状況に合わせて滞在スタイルも多様化しています。緊急事態宣言解除によって、企業ではワーケーションプランをリリースしています。
緊急事態宣言、時短営業が解除されて明るさを取り戻してきました。と同時に、そろそろ旅行をしたり、前々から考えていた移住や二地域居住の計画を進めようとしたりしている人も多いのではないでしょうか。 そんな方に朗報です!解除と同時に各企業で新たなワーケーション向けプランをリリースしています。ワーケ...
そんな中、JALは10月29日に、新たな試みとしてワーケーションのモニターツアーをすることを発表。長崎県壱岐市でのワーケーションツワーを企画しています。どういったものなのでしょうか。見てみましょう。
ワーケーションの先駆者がツアーを販売
実はJAL、ワーケーションの先駆者。社内制度として2017年にワーケーションを導入し、現在は対象社員の25%以上が取得する制度として浸透させてきました。
世間では徐々に認知度が上がり浸透してきたものの「興味はあるが、実施に至るきっかけがない」「ワーケーションをどのように実施したら良いか分からない」「ワーケーションを制度として導入したいが、実現に至っていない」など、実施するまでにさまざまなハードルがあるのも現状です。そこで、今回いち早くワーケーションを浸透させたJALは今後、各地域において多様なモニターツアーを展開するとのこと。
今回の舞台は長崎県・壱岐市。同市に特化した官民連携の地域創生組織である一般社団法人「壱岐みらい創りサイト」と共同で、「壱岐ワーケーションツアー4日間」を販売します。多様な観点から参加者を募り、ワーケーションを体験しつつ、壱岐にて課題解決に挑戦する研究員とのディスカッションや多拠点生活を送る方の仕事見学、JALの人事担当者によるワーケーション制度導入などに関する講座など、さまざまな体験プログラムをご用意。「学び」も得ることができるモニターツアーです。また、同ツアーは「地方創生テレワーク交付金」を活用して実施します。
長崎はワーケーションの聖地!?
今回の対象地域となる長崎県壱岐市は、2018年度の第1回「SDGs未来都市」に選定された街。離島でありながらAIやIoTを積極的に取り入れることで、「経済」「社会」「環境」が融合した持続可能なまちづくりや、都市部企業のサテライトオフィスやリモートワークなどの新しい働き方を積極的に提供している先進地域として高い評価を受けています。コロナ禍ではオンラインが一気に普及しましたが、その前から既に取り組んでいたのですね。
ぜひ、ワーケーションにご興味がある方はこちらのツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
【「壱岐ワーケーションツアー4日間」概要】
●募集スケジュール(予定)
第1次募集期間:11月10日(水)23時59分まで
第2次募集期間:11月11日(木)00時00分~11月17日(水)23時59分
※定員に達した際には最終締切前に募集を締め切ることがあります。
●旅行代金
大人お一人様:30,000円、子供お一人様:20,000円
※通常価格大人お一人様78,000円、子供お一人様68,000円のところ、
モニター価格でご用意しています。
※旅行代金には、往復の航空運賃、往復のジェットフォイル運賃、宿泊費、食事代などが含まれます。
(行程表に明示のない観光施設入場料、食事代、体験プログラム費用などは含まれません。)
●専用サイト
http://www.jal.co.jp/2110iki/
▼ワーケーションに関する記事▼
コロナ禍の今、都会と田舎の2つの生活=デュアルライフ(二拠点生活)を楽しむ人たち、いわゆる「デュアラー」が増えていますが、さらに複数のまちで暮らす「多拠点生活」を始める動きも目立ってきました。(→「二地域居住」とは) 今月14日に発表された調査結果によると、多拠点生活を実践する人た...