コロナ禍の今、2つの街での生活=デュアルライフ(二拠点生活)を楽しむ人たち、いわゆる「デュアラー」が増えていますが、そんなデュアラーたちが利用している住まいの一つが「シェアハウス」です。
シェアハウスは1ヵ月からの短期滞在が可能で、低コスト。気軽に入居や退去ができることも選ばれる理由として挙げられます。
今回は趣味を生きがいとするデュアラーたちが集まり始めた、関西のシェアハウス「J&F(ジャフ)サイクルヤード大阪」をご紹介しましょう。
自転車好きが集う“チャリンコハウス”
2016年にオープンした大阪市矢田の「J&F(ジャフ)サイクルヤード大阪」(運営は㈱ジャフプラザ)は、最大25人収容の中規模のシェアハウス。
このところテレワークや趣味、観光等のために2つ目の生活拠点として利用する人たちが増えてきました。
このシェアハウスが掲げるテーマは「自転車」。通称“チャリンコハウス”とも呼ばれています。
自転車愛好家が集まるスタイルのシェアハウスは、大阪では初めての試みです。
なぜ自転車なのでしょうか?
というのも、当ハウスの目と鼻の先にあるのが大和川(一級河川)沿いのサイクリングロード。
愛好家には有名なコースで、本当に気持ちよく走れますから、当ハウスはサイクリングの拠点として抜群のロケーションなのです。
そのような趣味を生きがいとする人たちが、趣味のためにもう一つの生活の拠点を持つという動きがいま、活発化してきました。
館内で愛車を整備できる喜び
このチャリンコハウスでは愛車を大切にする入居者のために、サイクリング用のスポーツ車も部屋の中に保管できるようにしました。
また、館内には土間を設けて、自転車を整備したり、洗ったりできる作業スペースを用意しているほか、必要な工具類も備えるほど徹底しています。
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鉄板を囲み、趣味を語り合う
もう一つの目玉は、木目調の温かいデザインが引き立つリビングルームです。
ここには、新しい友だちができる仕掛けがあります。
たとえばダイニングの大きな木製テーブルの中に、お好み焼き屋さんで使われる本格的な鉄板が隠されています。
入居者たちは時折りこの鉄板を囲んでは、大阪らしいホームパーティーを開いて楽しんでいます。
備え付けのキッチンには広めの作業台があるので、みんなで一緒に料理が作れます。
でき上がった料理は互いにシェアしながら、自転車をはじめさまざまな趣味の話に花を咲かせているようです。
当ハウスはシェアハウスでは珍しく、マネージャー(管理責任者)が住み込みで常駐しているため、このような入居者同士の交流をサポートできることも見逃せないメリットでしょう。
当ハウスを運営する㈱ジャフプラザ(本社:東京・渋谷区)では、「J&F(ジャフ)ハウス」のブランド名で関東に5棟、関西に4棟のシェアハウスを展開しています。
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■「J&F(ジャフ)サイクルヤード大阪」概要
所在地:大阪市東住吉区住道矢田1-19−20
構造等:鉄骨コンクリート造・3階建て、総戸数23
契約種別:定期借家契約(入居期間は最短1ヶ月から可)
家賃:25,500~35,000円(光熱費6,500~13,000円が別途必要)
入居費:保証金2万円(うち10,000円は償却、10,000円は返金予定)
礼金、仲介手数料、連帯保証人はすべて不要
〈室内設備〉エアコン、専用トイレ、クローゼット、ガスコンロ、専用キッチン、フローリング、インターネット無料、寝具、冷蔵庫、照明器具、カーテン、リネン類、コンロ1口、デスクセット
〈共用の設備〉給湯、宅配ボックス、駐輪場、バイク置場、食堂、コインランドリー、ゴミ置き場、24時間ゴミ出し可、常駐管理人、テンキーロック、共用リビング、共用キッチン、シャワールーム
〈共用の備品〉電子レンジ、掃除機、テレビ、コンロ2口、テーブルセット、ソファー、食器棚、乾燥機、炊飯器、電気ポット
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【編集部コメント】
コロナ禍でのテレワークの普及もあり、二地域を拠点に生活する「デュアラー」が増えています。
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