【ダイジェスト 高齢期の住替えを考える】終の棲家に悩むシニア達の実録

 

当サイトの連載記事『シリーズ 高齢期の住替えを考える』。
今号は初のダイジェスト版をお届けいたします。

私たちが生涯にわたり自分らしく生きていくには、「自分に合った住まいを選ぶこと」が何よりも大切です。
この連載記事を参考に、読者の皆様が充実したセカンドライフを実現できるよう願っています。(→「セカンドライフ」とは?|おとなの住む旅 用語解説

【目次】
1.要介護3で高齢者向け賃貸住宅は暮らせる?
2.元気な60代は介護付き住宅に入居できる?
3.要介護の親を呼び、近くで暮らせませんか?
4.高齢者の一人暮らし、iPadとウェブカメラを購入しビデオ通話という選択
5.自宅でギリギリまで住むときの注意点は?

1.要介護3で高齢者向け賃貸住宅は暮らせる?

写真はイメージ

『介護施設でルールに縛られて生きるくらいなら、死んだ方がマシだわ』
そうおっしゃったMさん(87歳、要介護3)。一番求めていたのは「自分らしく生きること」だったのです。

Mさんが選んだのは、アクティブシニアの多い高齢者向け賃貸住宅でした。(→「アクティブシニア」とは?|おとなの住む旅 用語解説
但し、要介護3のMさんは、在宅でしっかりとした介護サービスを受ける必要があります。そこでー

アドバイザー『ヘルパーさんに定期的に来ていただき、入浴の介助や夜間の服薬管理、通院の介助など、生活全般のサポートをお願いいたしましょう』

【今号のキーワード】
高齢者向け賃貸住宅であっても今は、医療や介護、生活支援等のサービス(外部から提供)を組み合わせれば、要介護の方も十分に暮らしを営むことのできる時代です。

2.元気な60代は介護付き住宅に入居できる?

まだ60代の若いYさんは介護どころか、病気もケガもまったくなく、お元気そのもの。しかしー

Yさん『自由な暮らしはいらないんです。もっと安心・安全のサービスや体制がしっかりした住まいはありませんか?
以前、家の中で転んで大腿骨を骨折してしまい、3ヶ月も入院するほどの大ケガを負ったことがあったからです』

【今号のキーワード】
「将来要介護になったときの備えとして、私は手厚いサービスのある高齢者向け住宅へ早めに転居しておきたいんです」

3.要介護の親を呼び、近くで暮らせませんか?

お父さま(89歳)は妻に先立たれ、仙台市内の自宅で一人暮らし。
東京で暮らす娘のSさん(58歳)は、突然の仙台からの電話に驚かされました。
「先ほどお父さまが散歩の途中、転んで大けがをして、病院に搬送されました。骨折の治療でしばらく入院することになりそうです」

【今号のキーワード】
「仙台まですぐに駆けつけるのは難しいですね。父には私の家の近くで暮らしてほしいと思っています」

4.高齢者の一人暮らし、iPadとウェブカメラを購入しビデオ通話という選択

「母の介護度がもっと進んでしまい、何かあったとき、すぐに秩父まで駆けつけるのはとても大変。私の家の近く(横浜市)で暮らしてほしいんです」

横浜市内の高齢者向け賃貸住宅を見学して回りましたが、最終的にお母さま(87歳)と娘さん(57歳)が決めたのは、秩父の今の自宅で引き続き生活することでした。

【今号のキーワード】
「今の自宅で引き続き一人暮らしをしますが、アイパッド(iPad)とウェブカメラを購入し、ビデオ通話で親と子がマメに連絡を取ることにしました」

5.自宅でギリギリまで住むときの注意点は?

都内の戸建てで一人暮らしの女性Nさん(89歳)は自宅で転倒し、大腿骨を骨折する大けがを負ってしまいました。

リハビリを終えた5ヵ月後、ようやく退院できるというとき、主治医からこう告げられたといいます。
「今の身体状況では、自宅に戻って一人で生活を続けるのは難しいですね」

そこで、Nさんの住み替え先を子どもたちが大急ぎで探すことになりました。

【今号のキーワード】
もう少し時間に余裕があれば、希望する施設が見つかったことでしょう。「もっと早く動いておくべきだった」子どもさんもそう後悔されていました。


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