【高齢期の住替えを考えるVol.2】元気な60代は介護付き住宅に入居できる?

高齢者向け住宅や老人ホーム等の募集・契約を手がける株式会社イチイ シニア事業部。
当事業部からの投稿文「高齢期の住替えを考える」を連載でお届けいたします。

【今号のキーワード】
「将来要介護になったときの備えとして、私は手厚いサービスのある高齢者向け住宅へ早めに転居しておきたいんです」

第2回『自分らしい老後の暮らし方が選択できる時代』

❑高齢期の住まいと暮らしを専門とする「専任アドバイザー」(㈱イチイ シニア事業部在籍)に執筆してもらいました。

「老後はどこで、どのような住まいで暮らしていけばいいのでしょうか」

この問いかけに対する答え(正解)は、一つではありません。
一人ひとりの考え方や性格、志向するライフスタイル等によって、人それぞれにいく通りもあるからです。

前号のご相談者は「介護施設でルールに縛られて生きるくらいなら、死んだ方がマシだわ」とおっしゃったMさん(87歳女性、要介護3)。
「自分らしく生きること」を最も大切にされていました。

今号のご相談者は60代の元気な男性ですが、まったく対照的でした。
「自由な暮らしはいらないから、手厚い介護サービスが欲しい」と語った、その切実な思いをご紹介します。

引退後もお酒と麻雀のアクティブな日々

自営業の仕事をリタイアしたばかりという男性のYさん(66歳)から、こんなお話がありました。

Yさん「介護サービスが将来しっかりと受けられる、安心・安全の度合いが高いシニア向け住宅を探しています」

まだ60代の若いYさんは介護どころか、病気もケガもまったくなく、お元気そのもの。
外でお酒を飲んだり、仲間と麻雀をするのが楽しいと話していました。

そんなYさんには、自由に暮らせるアクティブシニア対象の高齢者向け賃貸住宅(館内で介護サービスの提供はない)をご案内したのですが、意に沿わない様子でした。(→「アクティブシニア」とは?|おとなの住む旅 用語解説

自由はいらないから、“安心”が欲しい!

Yさん『自由な暮らしはいらないんです。もっと安心・安全のサービスや体制がしっかりした住まいはありませんか?』

よく話を聞いたところ、お気持ちが分かりました。

Yさん『都内の戸建てでひとり暮らしをしています。以前のことですが、家の中で転んで大腿骨を骨折してしまい、3ヶ月も入院するほどの大ケガを負ったんです』

そうした経験に加えて、独身のYさんには子どもや家族がいらっしゃらないため、老後への不安な思いが一層ぬぐえないのかもしれません。

Yさん『将来要介護になったときの備えとして、私は手厚いサービスのある高齢者向け住宅へ早めに転居しておきたいんです』

アドバイザー『その考え方はまったく間違っていないと思います』

但し、特別養護老人ホームなどは要介護3以上でないと入所できないのが一般的です。
自立している人は、どの施設・住宅でも受け入れてくれるというわけではありません。

自立から要介護5まで受け入れる高齢者向け賃貸へ

最終的にYさんが選んだのは、自立から要介護5まで幅広く受け入れる「サービス付き高齢者向け住宅」(賃貸借契約で入居)でした。(→「サービス付き高齢者向け住宅の〝サービス〟」とは?|おとなの住む旅 用語解説
現在は、元気な人だけが入居する自立者専用のフロアで生活していらっしゃいます。

Yさん『館内ではいつでも医療・看護・介護のサービスが受けられるので(要介護者専用のフロアへ移動)、終の棲家として安心・安全に暮らせるのがいいですね』

ひと昔前とは違い、今はさまざまな住まいや施設がありますから、ご自身に合った住み替え先が選べるようになりました。

「自分らしい老後の暮らし方が選択できる時代」になったことは、本当に喜ばしいと思います。

【今号のまとめ/ご相談者が選んだ住まい】
介護ケアの充実した「サービス付き高齢者向け住宅」(介護付有料老人ホームも併設)
この記事の問合せ先:株式会社イチイ 電話03-5925-8851 <→ シニア事業部の専任アドバイザーたち(写真付き)

■データ編~トレンドを読む

「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で提供されるサービス」

「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で提供されるサービス」  出典:一般社団法人 高齢者住宅協会

「食事サービス」は96%のサ高住にある!

高齢者の新たな住まいとして今、「サービス付き高齢者向け住宅」(通称:サ高住)が大いに期待されています。
高齢の単身・夫婦世帯が安心して居住できる賃貸住宅として、行政が法律(高齢者住まい法)に基づき認定しているのがサ高住です。

サ高住では、法律で義務づけられたサービスは「状況把握(安否確認)」と「生活相談」の2つのみで、それ以外のサービスはオプションとなります。

グラフをご覧ください(n=7,415)。

必須の「状況把握、生活相談サービス」がすべての住宅で提供されているのは当然ですが、オプションながら「食事サービス」は96.1%に達しています。ニーズが極めて高いようです。

また、(入浴等の)介護サービスは48.5%と半数近くで実施されています。



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