【高齢期の住替えを考えるVol.4】高齢者の一人暮らし、iPadとウェブカメラを購入しビデオ通話という選択

高齢者向け住宅や老人ホーム等の募集・契約を手がける株式会社イチイ シニア事業部。
当事業部からの投稿文「高齢期の住替えを考える」を連載でお届けいたします。

【今号のキーワード】
「今の自宅で引き続き一人暮らしをしますが、アイパッド(iPad)とウェブカメラを購入し、ビデオ通話で親と子がマメに連絡を取ることにしました」

(→「デバイス」とは|おとなの住む旅 用語解説

第4回『親の介護と住まいをめぐる問題』

❑高齢期の住まいと暮らしを専門とする「専任アドバイザー」(㈱イチイ シニア事業部在籍)に執筆してもらいました。

自分の親が“介護の必要な状態”になったとき、まず何をすればいいのか。
子世代の皆さんは、親の介護と住まいをめぐる問題では、途方に暮れてしまう方々が少なくありません。

親御さんと子どもさんの双方とも、不安な思いでいっぱいです。
しばしば親と子の考え方がすれ違ってしまうという現実もあります。

前号のご相談者・娘のSさんは「仙台の父には、私の家の近くで暮らしてほしい」と願い、東京の高齢者向け賃貸住宅へ住み替えました。

ところが、今号のご相談者・娘のMさん(57歳、横浜市在住)のケースでは、介護の必要な母親が一人で自宅に住むという結論を出し、Sさんとは正反対の選択をされました。詳しくご紹介しましょう。

足腰が弱くなり、おふろ掃除もつらい

Mさんのお母さま(87歳)は、埼玉県秩父市の戸建てで一人暮らし。
足腰が弱くなり、おふろ掃除や庭の管理もつらくなる一方でした。

市役所に出向いて相談し、要介護認定を受けた結果、“要支援1”の判定
そこで、介護保険を利用してヘルパーさんに週1~2回来ていただき、家事などのお手伝いをお願いしたのです。

このときお母さまが一番望んでいたのは、「住み慣れた秩父を離れたくない」ということでした。

高齢者賃貸を見学するも、iPadとウェブカメラを購入し今の自宅を選択

しかし、娘のMさんは前号のSさんと同じく家庭をもっています。

「母の介護度がもっと進んでしまい、何かあったとき、すぐに秩父まで駆けつけるのはとても大変。できれば私の家の近くで暮らしてほしいんです」

そこで、Mさんの住む横浜市への転居を考え、市内のさまざまな“高齢者向け賃貸住宅”を数日かけて見学して回りました。

そして、最終的にお母さまとMさんが決めたのは、秩父の今の自宅で引き続き生活することでした。

但し、お母さまの安心・安全を考えて、自宅のバリアフリー改修を行ったほか、緊急通報装置を設置。
(→「バリアフリー」とは?|おとなの住む旅 用語解説
また、アイパッド(iPad)とウェブカメラを購入し、ビデオ通話で親と子がマメに連絡をとることにしました。

お母さまの介護度が要支援1で、幸いにもまだ軽いことから、今回はギリギリまで自宅で住み続けるという決断をしたわけです。

親と子どちらの選択肢も正解

Mさんがお母さまのお気持ちを尊重した結果ですが、私は親と子どちらの選択肢も正解だったと思っています。

一人ひとりの生き方や家族の状況などに合わせて住まいを決めることが最も望ましい、と考えているからです。

親の介護が必要になったが、これからの親の住まいはどうすればいいのか―。
その答えは、これまでお伝えしてきましたようにいく通りもあるのです。

この記事の問合せ先:株式会社イチイ 電話03-5925-8851 → シニア事業部の専任アドバイザーたち(写真付き)

■データ編~トレンドを読む

「高齢者の事故はどこで起きている?」

出典:一般社団法人 高齢者住宅協会 ※資料は国民生活センター(2017 年3 月)「医療機関ネットワーク事業からみた住宅内事故-高齢者編-」

事故の約8割が家の中で発生!特に段差が危険

屋外よりも家の中の方が安全と思いがちですが、実は高齢者の事故は77%が住宅内で起きています。

特に居室の段差でつまずいたり、階段での転倒などが約6割にものぼります。

高齢者ほど過ごす時間が長い家の中。
事故の原因となる不具合は取り除いておきましょう。



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