編集部レポート/連載第4回
【シリーズ】サ高住の知られざる課題と居住メリット
高齢者の住まいの新しい受け皿として今、「サービス付き高齢者向け住宅」(以下「サ高住」という)が大いに期待されています。
高齢の単身・夫婦世帯が安心して居住できる賃貸住宅として、行政が法律(高齢者住まい法)に基づき認定しているのがサ高住です。
本サイトではサ高住をめぐり、ユーザーが知っておくべき課題と居住のメリット等について、連載でレポートいたします。
【第4回/サ高住の〝サービス〟は至れり尽くせりか】
連載第4回は、サ高住の「サービス」についてグラフと共に見ていきましょう。
1. 状況把握(安否確認)・生活相談サービス
〇サ高住に常駐するスタッフの「保有資格」については、養成研修修了者(67.8%)が最も多く、次いで介護福祉⼠(65.9%)となっています。
〇状況把握・⽣活相談サービスに携わるスタッフは、「⽇中・⽇中以外とも常駐」が約4分の3を占めています。
2. サ高住に併設されている「高齢者居宅支援事業を行う施設」
〇1つ以上の⾼齢者⽣活⽀援施設(介護サービスを提供)が併設⼜は隣接しているサ高住は、約4分の3にも上ります。多くのサ高住が要介護者を対象としているためでしょう。
〇こうした併設施設の種類については、通所介護事業所(44.9%)と訪問介護事業所(41.2%)、居宅介護⽀援事業所 (26.8%)が多くを占めています。
3. 高齢者向け住宅の入居者の契約、費用支払いに対する不満
グラフには記されていませんが、「特に不満はない」が最も多く、71.5%の入居者が現状に満足していました。
すなわち残りの約30%、およそ3人に1人が何らかの不満を抱いているわけです(不満の内容はグラフ参照)。
特に「サービス内容について契約時の説明が不十分、または聞いていない」がトップの9.4%でした。
ユーザーは契約の前に、サービスや費用などの疑問点をしっかりと聞いておくことが何よりも大切です。
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