住民税非課税世帯とは、その名の通り住民税(地方税)が課税されない世帯のことです。
経済的に困った状況にある世帯・高齢者世帯などを対象に、税負担を軽減する制度内容となっています。
どのような条件の人が住民税非課税世帯に該当するのか、免除・減免されるもの、給付金についてみていきましょう。
住民税非課税世帯となる条件
民税非課税世帯となる主な条件を以下にまとめました。
条件1. 所得基準
単身世帯:年間所得が約100万円以下
扶養家族がいる世帯:年間所得が約150万円以下
条件2. 年齢・状況による条件
・65歳以上の方
・障害者手帳を持つ方
・寡婦(寡夫)の方
条件3. 生活保護受給世帯
ただし、具体的な基準は自治体により若干異なる場合があります。
住民税非課税世帯だと免除・減免されるもの
住民税非課税世帯になると、以下のような免除・減免などがあります。
・税金関連
住民税(市町村民税・都道府県民税)の免除
国民健康保険料の減免
・公共サービス
公営住宅の家賃減免
水道料金の減免(自治体による)
・医療・福祉
介護保険料の減免
医療費の自己負担限度額の引き下げ
・その他
各種給付金の対象(臨時福祉給付金など)
NHK受信料の免除
「自分は住民税非課税世帯?」3つの確認方法
自身が住民税非課税世帯に該当するか、以下の方法で確認できます。
確認方法2. 市区町村の税務課への問い合わせ
確認方法3. マイナポータルでの確認(マイナンバーカードが必要)
よくある質問(住民税非課税世帯について)
Q1:住民税非課税世帯は申請が必要?
A1:基本的に申請は不要です。所得状況に応じて自動的に判定されます。
Q2:非課税世帯の判定は毎年実施されますか?
A2:はい、毎年6月頃に前年の所得をもとに判定されます。
Q3:年度途中で条件を満たした場合はどうなりますか?
A3:原則として、次の年度からの適用となります。ただし、一部の免除・減免などは年度途中からの適用が可能な場合もあります。
住民税非課税世帯制度を理解して、困った時に備えよう
住民税非課税世帯制度は、経済的に困難な状況下にある世帯を支援するための仕組みです。
所得・年齢・家族構成などの条件を満たす世帯が対象となり、税金免除・各種公共サービスの減免・給付金などを受けることができます。
制度の詳細や具体的な基準は自治体により異なる場合があるため、最新情報を各自治体にて確認しましょう。
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