全国各地で今月中旬、ほぼ一斉に梅雨が明け、早くも連日、猛暑日が続いています。
すると気になるのが、離れて暮らす高齢の親のことではないでしょうか。
熱中症になりやすい季節だけに、きちんとエアコンをつけているのかなど、心配のタネは尽きません。
そこで、東京ガスが今年から始めた、高齢の家族の見守りサービスについてご紹介します。
センサーで見守る高齢者の暮らし
東京ガス(東京・港区)が高齢の家族の日常生活を見守るために始めたのが、シニアケアサポートサービス「ライフリズムナビ+HOME」です。
サービスの内容は、まず初めに「睡眠状態を計測するマットセンサー」と「温湿度センサー」「赤外線リモコン」を貸し出してくれます。
そして、これらのセンサーで計測したデータはわかりやすく見える化し、専用のアプリで通知。遠く離れていても、家族の様子が確認できるというシステムです(パソコンやスマートフォンを利用)。
たとえば寝室の温度や湿度が高く(低く)なったら、専用のアプリにアラートで知らせてくれます。
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エアコンが遠隔で操作できる
さらに、エアコンを遠隔で操作することができるため、熱中症などのリスクを減らすこともできるでしょう。
また、睡眠の深度・時間、いわゆる“睡眠の質”や、就寝・起床の時刻の推移といった生活のリズムがわかりますから、離れていても家族の生活状況が確認できるのです。
一方、見守られる側には身に着けるセンサーやカメラはありませんので、心理的・肉体的な負担をかけることがないでしょう。
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初期費用1万円、月額5,980円
このサービスの料金は初期費用10,000円(税込)、月額費用5,980円(税込)。
貸し出しする機器の設置先は1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県、離島を除く)に限られます。
なお、東京ガスとのエネルギー契約の有無にかかわらず利用できるとのことです。
この夏は親の安心のためにも、導入を検討してみてはいかがでしょう。
本記事と画像の出典:東京ガス 公式サイト
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