12月13日は大掃除の日。大掃除と言えば断捨離や片付けですが、思うように片付けられずに悩んでいるシニアは少なくないでしょう。
終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会は、「ゴミの処分や片付けに関する意識調査」(対象:片付けが苦手な20代以上男女、有効回答数200名)を実施しました。片付けにまつわるさまざまな意識や実態を見てみましょう。
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片付けられない人は現状をどう思っている?
はじめに、「片付けができないことに関してどう考えていますか?」と尋ねると、「改善したいと思っている」と回答した人は109名、「やや改善したいと思っている」と回答した人は82名となりました。改善に前向きな人が大多数を占めています。一方で、「特に何も思わない」は8名、「改善したくない」と答えた人は1名と少数であり、ほとんどの人が片付けられるようになりたいと思っていることがわかりました。
片付けが苦手な人の多くが、思うように片付けられないことに対する悩みや、少しでも状況を改善したい気持ちをもっている様子が見受けられます。
片付けられないがゆえに困ったことは?
続いて、「片付けられないがゆえに困ったことはありますか?」と聞いてみると、「はい」の回答者は189名と多い結果に。片付けができないことで日常生活に支障を感じている方も多いようです。「いいえ」と答えた人は11名と少数であり、多くの人が片付けられないことに対する悩みや負担をかかえていることがわかります。
片付けられないがゆえに困った理由を聞くと、「家が狭くなる」「必要な物が見つからない」「家に人を呼べない」「片付ける時が大変」「精神的に落ち着かない」といった声が寄せられました。
家庭ゴミを回収に出せず困った経験について
次に、「家庭ゴミを回収に出せず困った経験はありますか?」と質問すると、「はい」と答えた人が92名、「いいえ」と答えた人が97名とほぼ半数に分かれました。ゴミの回収日を逃してしまったり、出しにくい事情があったりすることで困るケースが少なくないようです。
一方で、ほぼ同数の方が特に困っていないと感じていることがわかりました。ゴミの出しやすさは地域や個人の生活スタイルによって異なるようです。
自分の家はゴミ屋敷かもしれないと思ったことの有無について
「自分の家はゴミ屋敷かもしれないと思ったことがありますか?」という質問では、「はい」と答えた方は30人にとどまり、「いいえ」と答えた人が143名と多数を占めました。回答者の大半が自宅の状態に対して「ゴミ屋敷」と感じるほどの不安はないようです。
しかし、「どちらとも言えない」と答えた27名も含めると、一定数の人は「ゴミ屋敷」という単語が頭をよぎっている様子がうかがえます。
以下、それぞれの回答理由です。
「部屋の中がモノで溢れかえってしまい、部屋を移動することが困難になっているからです」(20代男性)
「虫が湧いたことがあったから」(30代男性)
「足の踏み場がなくなってきたから」(50代男性)
【いいえ】
「片付いているとは言い難いが、テレビで見るようなゴミ屋敷ほどではないから。足の踏み場があるので、ゴミ屋敷ではないと思っている。」(30代女性)
「ゴミ屋敷と言えるほど散らかっていたりゴミに埋もれて生活していないのでゴミ屋敷とは思いません。」(40代女性)
【どちらとも言えない】
「ゴミ屋敷ほどではないと思っているが、物がとにかく多い」(60代女性)
「床が一部見えており、また布団もひけているから」(40代男性)
片付けるために人の手を借りたことはある?
先ほどのアンケートでは、片付けられない人の多くが「ゴミ屋敷まではいかなくとも片付けられないがゆえに困った経験がある」ことがわかりました。そこで、「片付けるために人の手を借りたことはありますか?」とお聞きしたところ、「はい」と答えた人は78名、「いいえ」と答えた人は122名でした。
多くの人が片付けができないことを改善したいと思っているものの、自力で解決しようとする傾向が強く、外部のサポートを利用してでも片付けをするまでには至っていないようです。
以上、「ゴミの処分や片付けに関する意識調査」でした。なかなか片付けられない人は身内に手伝ってもらったり、ハウスクリーニングを頼んだりしてみると良いかもしれません。しかし、どうしても一人で行いたい人は少しずつ取り組んでみると良いでしょう。また、シニア世代の場合、今の住まいが暮らすには広すぎるのかもしれません。シニア向け賃貸住宅の住み替えなどを検討するのも一つです。
当社では、シニアの多様なライフスタイルに応える住まいを豊富に扱っております。ご興味がある人はお気軽にお問い合わせください。
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