
年末年始の帰省は、久しぶりに家族と顔を合わせ、普段とは違う体調の変化に気づける貴重な時間です。
電話やメッセージでは見えない歩き方の変化、疲れやすさ、外出頻度の減少など、直接会うことでしかわからない小さなサインがあります。
こうした時期に合わせ、心臓弁膜症治療の領域で医療技術を開発するエドワーズライフサイエンスが「心臓弁膜症チェックリスト【帰省シーズン編】」を公開しました。高齢の家族と過ごす中で、健康状態の変化を見逃さないための参考になります。
心臓弁膜症は「年齢のせい」と見逃されやすい病気

心臓弁膜症は、心臓の弁がうまく開閉しなくなることで血流に負担がかかる疾患です。
息切れや動悸、胸の痛み、疲れやすさといった症状が多く、加齢による体力低下と似ているため、自分では病気と気づきにくい特徴があります。
65歳以上では約10人に1人が罹患するとされており(注1)、高齢化に伴い患者数が増えています。また、一度発症すると自然に治ることはなく、進行すると心不全に至る可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。
こうした背景から、「家族が気づく小さな変化」が非常に大切になります。
(注釈: Nkomo VT, et al :Lancet. 2006;368:1005-11)
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帰省が“気づきのきっかけ”になる理由

年末年始は、普段より行動量が増えたり、一緒に過ごす時間が長くなったりと、変化を見つけやすい環境になります。
たとえば
・以前より歩くスピードが遅い
・疲れやすく、休む回数が増えた
・外出の意欲が下がっている
といった様子は、日常的に接していない家族だからこそ違和感として気づく場合があります。
「いつもと違う」という感覚は、健康変化を知らせる大切なサインです。
エドワーズが公開したチェックリストは、こうした気づきを整理するためのツールとして活用できます。
心臓弁膜症の治療は、状態に合わせて選択
心臓弁膜症は自然治癒しないため、定期的な検査で進行状況を確認しながら治療が行われます。
軽症〜中等症では薬による治療が中心ですが、進行自体を止めることはできません。重症化した場合には手術が必要になります。
開心術による外科的治療は長年確立された術式で、近年では体への負担を軽減する低侵襲手術(MICS)も普及しています。一方、カテーテル治療は体の負担が少なく、入院期間も短いことから高齢者でも選択肢が広がっています。
年齢や体力、既往歴などを考慮し、医師と相談しながら治療方針を決めることが重要です。
帰省は“健康を守る大切な時間”

年末年始の帰省は、ただの団らんの時間ではなく、高齢家族の体調変化を知る機会でもあります。

心臓弁膜症は気づきにくい病気だからこそ、家族が感じる「いつもと違う」が早期発見のきっかけになります。
チェックリストを活用しつつ、小さな変化を見逃さず、必要に応じて医療機関へ相談することで、大切な家族の健康を守る一歩につながります。
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