今冬再び全国で、第3波(?)の感染拡大が始まった新型コロナ。
長期戦となったウイルスとの闘いですが、テレビ番組等に「ひざ裏のばしドクター」の異名で出演している川村 明 医学博士は、こう警鐘を鳴らします。
「60歳以上の方々は家に閉じこもっていると、体力・気力・認知機能が低下してしまい、動けなくなるリスクも。
コロナよりもっと怖いことになります」
そこで、川村先生が提唱する「免疫体操」に要注目。
体操で血流を良くし、自律神経を整えて、コロナ不安を吹き飛ばしませんか!
1日3分、誰でもどこででもできる「ひざ裏のばし」ストレッチ。
体力と気力を維持するにはもってこいの「シニアにおすすめの体操」をご紹介します。
胸を開き、大きな呼吸をすると血流が良くなる!
免疫力を上げる体操「鳥のポーズ」
このポーズは胸を大きく開いて深い呼吸をすることで、全身の血流が良くなり、免疫力が上がります。
➊両腕を伸ばし、後ろ手に手を組みます。
➋片足を前に出して曲げて、軽く息を吐きます。
➌体重を前足にかけて、息を吸います。
➍後ろ足はかかとを浮かせて、つま先立ちになります。
➎胸を大きく広げて(ここが重要です!)、正面もしくは斜め上を向いて、5秒キープ!
➏一度体を緩めて、反対側も同じようにやりましょう。
免疫体操で筋力と免疫力をアップ!
川村先生のシニアの生徒さんたちをご紹介します。
90歳とは思えない動きに、本当に驚かされます!
❑【実技・実録編】スーパーおばあちゃんたちの免疫体操
〈1〉走る!スーパーおばあちゃん90歳
数年前までは、ひざと股関節の痛みで長く歩けませんでした。
復活の秘密は、ルーティンで行っている「ひざ裏のばし体操」です。
〈2〉ブリッジの女王!スーパーおばあちゃん86歳
美代子おばあちゃんが免疫体操「ティッシュをフー」を教えてくれます。
肺機能をアップさせるのに効果がある運動です。
❑川村先生が提唱する「免疫力を高める″10″の生活ルール」
1.深い呼吸をする
2.上半身をゆるめる
3.下半身を鍛える
4.体を冷やさない
5.しっかり食べる
6.太陽の光を浴びる
7.よく眠ろう
8.いま必要な体のツボを知ろう
9.テレビを消そう
10.毎日笑おう
❑川村 明(かわむら あきら)氏 プロフィール
高知県生まれの65歳。徳島大学医学部卒の医学博士。
34歳のとき、腰椎椎間板ヘルニアで手術を受け、それまでの外科医のキャリアを捨て東洋医学と西洋医学の両方を取り入れた医療を目指し、36歳で山口県宇部市に開業。
55歳でヨガに合うまで、腰痛やうつ病、アトピーなどに悩んでいたが、ヨガを始めて体がやわらかくなるにつれて改善。この経験を生かしてヨガのインストラクターの資格を取り、現在「かわむらヨガメソッド」として寝たきりゼロを目指し活動中。
著書「5秒ひざ裏のばしですべて解決」がシリーズ累計63万部のベストセラーに。テレビ・ラジオ出演のほか、全国各地で実演つきの講演会も行う。
出典:川村 明氏の著書「ひざ裏のばしドクターの新型コロナに負けない免疫体操」(主婦の友社より2020年5月発売)
公式サイトはこちら
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