前回ご紹介した『もうスマホは当たり前?【シニア世代のスマートフォン事情】 Vol.1』では、シニアのリアルなスマートフォン事情が明らかになりました。今後さらにシニア世代の利用者が増えそうなスマートフォン。今回はさらに入り込んでシニアのスマホ事情をお伝えします。
イオンリテール株式会社が提供するイオンモバイルは、2019年10月21日(月)~10月24日(木)の期間で、スマートフォンを利用していると回答した50歳~79歳の男女1,000人(予備調査10,000人)に対して「2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査」を実施しました。
シニアの連絡手段で多いのは「LINE」と「メール」
スマートフォンを利用していると回答した50歳~79歳の男女1,000人を抽出し、電話やメッセージのやりとりをする頻度について聞いたところ、毎日という回答で見ると「ケータイ電話やスマートフォンでの電話」が19.6%、「LINEでメッセージのやり取り」が35.6%、「LINEでの音声通話」が5.8%、「メール」が33.5%、「固定電話(自宅の電話)」が4.4%となりました。
連絡手段として定着したLINEは、シニア世代でも浸透していることが明らかになりました。驚くのは固定電話が少ないこと。単身やDINKSで固定電話を持たない世帯は当たり前になっており、逆にシニア世代は固定電話ユーザーのイメージを持つ人も多いと思います。しかし、この結果から、シニア世代の固定電話離れも進んでいることがわかりました。
シニアの1日当たりのスマホ利用時間の平均は88分! 利用しているアプリ上位は「天気・ニュース・ナビ」
次に、スマートフォンを利用する1日の平均時間を聞いたところ、「30分未満」が32.2%と最も多く、次いで「30分~1時間未満」が24.5%、「1~2時間未満」が18.0%となり、シニアのスマートフォンに接触している時間の平均は88分となりました。
スマートフォンの利用時間は意外にも1時間越えと長いことが判明。意外にも長時間使っているようです。
続いて、スマートフォンで利用しているアプリのジャンルを聞いたところ、最も多かったのが「天気」の74.1%、次いで「ニュース」が46.4%、「ナビゲーション」が41.1%という結果に。
いずれも日々の生活に直結するもの。シニア世代も普段必要な情報をスマートフォンから入手していることがわかりました。生活情報のアプリに慣れてきたら、ゲームやラジオなどのアプリも使ってみてはいかがでしょうか。過去記事「【2019年版】健康や脳トレに効果のあるシニアにおすすめ無料アプリ6選」では、ちょっとした時間を楽しめるエンターテイメント系サプリをご紹介しています。
スマートフォンで便利だと思うこと上位は「天気予報が見れる」、「LINEなどで気軽に連絡がとれる」
難しいこと上位は「類似アプリがたくさんあるのでどれを使っていいかわからない」、「パスワードの管理」
続いて、スマートフォンを利用していて便利だと感じることを聞いたところ、「天気予報が見れること」が66.1%と最も多く、次いで「LINEなどのコミュニケーションツールで気軽に連絡を取れること」が65.1%、「乗り換え検索や地図・ナビゲーション機能を使えること」が60.7%でした。
反対に、難しいと感じることについて聞いたところ「似たようなアプリがたくさんあってどれをダウンロードしていいのかわからない」が32.6%、次いで「パスワードがアプリごとに様々で管理が大変」が32.4%、「アカウント設定(GoogleアカウントやApple IDなど)」が22.1%となりました。
今回の調査で分かったのは、日常の生活でシニア世代がアプリをうまく利用しているということ。そして平均利用時間は1時間を超えるなど、短時間ではないということです。生活に関わるアプリだけではなくても、シニア世代にとって興味がある分野のアプリがあればさらに利用時間は伸びるでしょう。シニア世代にとってもスマートフォンがなくてはならないものになる日は近いのかもしれませんね。
出典:PRタイムズ
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