9月に入り、日中は相変わらず暑いものの、朝晩の気温は次第と下がっていますよね。
これから本格的に秋に入っていきますが、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので注意が必要です。
なかでもシニアが気をつけたいのが「秋バテ」です。
そこで今回は、シニアの秋バテについて予防法・対策とあわせて解説します。
シニアの「秋バテ」とは?症状は?
シニアの「秋バテ」とは、秋によく見られる高齢者の健康上の問題です。
真夏の生活習慣をそのまま秋も続けることで自律神経が乱れ、身体の不調を引き起こします。
秋バテの症状は夏バテとほぼ同じで、食欲不振・体力低下・倦怠感・睡眠障害などです。
シニアの秋バテ、原因は?
シニアの秋バテが起こる原因は、3つあります。
①気温の変化
秋は日中と夜間の気温差が大きく、体温調節が難しいシニアは寒暖差に適応しにくいため、体調を崩しやすくなります。
②日照時間の短縮
秋になると日照時間が短くなり、日光を浴びる時間が減少します。これによりビタミンDの合成が減少し、骨・免疫機能に影響を及ぼす可能性があります。
③食事内容の変化
秋は夏野菜が減少し、秋野菜や季節の果物が増える季節です。シニアは食事内容の変化に適応しにくく、栄養不足に陥ることがあります。
また、秋に入っても真夏の生活習慣(冷房や冷たい飲み物の摂取など)を続けると、内臓が冷えてしまい自律神経が乱れてしまうため、注意が必要です。
冷たい物は胃腸への負担が大きく、消化機能が低下し秋バテを引き起こす要因に。
食欲が落ちる・倦怠感だけでなく、肩こり・腰痛に悩む人もいます。
シニアの秋バテ、予防法・対策は?
高齢者の秋バテ予防として効果的な方法を5つ紹介します。
①栄養バランスが良い食事
食欲がでなくても、1日3食を目指しましょう。栄養バランスの良い食事で、胃腸に負担をかける冷たい食べ物は避けましょう。ビタミンDやビタミンC、ミネラル・ビタミンB1・タンパク質などを含む食材が、疲労回復に効果的です。
②室温・服装の調節
秋も日中は暑いため、エアコンを使う日が多いでしょう。エアコンは27℃程度に設定し、冷たい風が身体に直接当たらないように気をつけてください。朝晩は寒暖差に対応できるよう、服装を調節することが大切です。
③ゆっくりと入浴
入浴は、身体を温めて老廃物の排出を促します。ぬるめのお湯(38度程度)にゆっくりつかりましょう。また、ぬるめのお湯につかることで、身体がリラックスして夜眠りやすくなります。
④適度な運動
日中は暑いため、早朝や夕方などの涼しい時間に、ウォーター・ストレッチなど適度な運動をしましょう。汗をかくことで体温調節がしやすくなり、秋バテを予防・改善することができます。
⑤質の良い睡眠
朝晩の寒暖差が目立つ秋は、睡眠時のエアコン・扇風機の使用方法に気をつけましょう。エアコンは冷えすぎないように設定し、扇風機は風が直接身体に当たり続けないように首振り機能を活用してください。腹部を冷やさないよう、タオルケットなどをかけることをおすすめします。
エアコンの効いた部屋でずっと過ごす・冷たいものを摂りつづけると、秋バテの回復が遅くなってしまいます。
特にシニアは基礎体力・免疫力が低下しているため、今回紹介した5つの予防法を実施してみてください。
秋バテを予防して、健やかな毎日を
シニアの秋バテについて、原因・予防法とともに紹介しました。
シニアの秋バテは、適切なケアをすることで、予防・症状を軽減することができます。
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